内容説明
38歳、始めたときはただの趣味だった。50歳、すべてを捨てて、仕事をリタイア。人生って金かい?権力かい?地位かい?セックスかい?それとも、100歳になるまで生き長らえることかい?沈滞する日本に穿つ、強烈な個性の一撃。
目次
第1章 世界の海へ
第2章 消えた僚友
第3章 遙かなるケープホーン
著者等紹介
斉藤実[サイトウミノル]
1934年1月7日、東京浅草生まれ。ガソリンスタンドを経営しながら、登山を趣味としていたが、38歳のときにヨットに出会い、その魅力に取りつかれた。50歳を契機に仕事を引退し、以降数々の世界的ヨットレースに愛艇・酒呑童子とともに参戦した。1987年第1回メルボルン―大阪/ダブルハンドレース、リタイア。1988年オーストラリア一周レース、心臓発作によりリタイア。1989年オークランド―福岡レース、3位に入賞。1990年第3回アラウンド・アローン単独世界一周レース、197日で完走、クラス3位。1994年第4回アラウンド・アローン単独世界一周レース、223日で完走。1998年第5回アランド・アローン単独世界一周レース、203日で完走、’99年のゴール時に、65歳で完走最高年齢記録を樹立。2001年3月タスマニア帰港、回航含め地球6周を達成する
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感想・レビュー
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ykshzk(虎猫図案房)
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8年ぶりの再読。 自分が悩んでいたあんな事やこんな事、心配していた諸々の事が、 ちゃんちゃらおかしいものになってしまいます。 自分たった一人で、前後左右は海しかない、上を見上げても空しかない、 という状況になる事など、多分1度も無いまま人生を終わるのなら、 とりあえず1回この本を読んでおくことで、自分がいかに狭い範囲で 生きているのかを知る事が出来そうです。 8年前に初めてこの本を読んで、海のスポーツを始めたのですが、まだまだ コップの水で遊んでいるようなものだと思い知らされます。。2014/10/16
Lowrider
0
単独ヨットレースの過酷さにただ驚くばかり。一気に読んでしまいました。2008/06/27