内容説明
一瞬のうちにおきた事故痕跡と現場写真を手がかりに、真の「真相」を探る鑑定プロセスを、つぶさに描いたノンフィクション。
目次
ことの始まり
作られなかった調書
超えたのはどちらの車か
額から出た金属片
からまわりする公判
由紀はなぜ死んだ
先生のうそ
第三の車
悪質な事故
「敵」からの依頼
保険金詐欺
処分されたバイク
婚約者に損害金を
針はなぜ折れた
鑑定人になるには
事故の陰に事故ありき
敗訴と不同意
路上実験
父の上申書
鑑定機構
「納得」のために
著者等紹介
綾田成樹[アヤタセイキ]
1951年生まれ。損保代理店経営を経て、85年より独学で調査鑑定を学ぶ。1992年「逃げ水現象」により前方車を錯覚して追突した事故を解明して注目される。2001年より、交通事故鑑定機構代表。小さな痕跡も見逃さない調査技術とビジュアル的な鑑定は高く評価されている
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感想・レビュー
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心
33
図書館本~!昔…私が運転してた車に1台の車が…。本当にスローモーションの様に感じながら、追突してきた。少しずれたら命が…。ゾッとしながらも慌てて降りたら…。相手の運転手に、一方的に怒鳴りつけられた。え?何で?私が悪いの?若かった私はパニック…。。たまたま目撃者がいて通報してくれ、相手の信号が赤だったのも伝わり良かったが…。怒鳴って非をうやむやにしたかったらしい。。どんなに気を付けても、いつ事故に遭遇するか分からない。時には事実さえも曲げられる。。読んで損は無い1冊。事故に遭ったら写真…φ(..)メモメモ2017/04/03