テロ以降を生きるための私たちのニューテキスト

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784048837163
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

同時多発テロに対し現在マスメデイアや政治に流通している言葉は限られている。こうした事態に直面した個人はどう考えたのか?時事分析や「オピニオン」ではなく個人の言葉を集め複数の視点を探るアンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ボルボックス

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すごく面白かった。この本は10年以上前に書かれたものだが、各作家たちが言及している問題が、今の世相の根本を表しているようだと思う。現実をリアルに受け取れない、テロとその報復、善と悪の二極化、国家主義的ナショナリズムの進行、思考停止などはすでに9.11以降から徐々に育まれ、今表に出て来始めているのではないだろうか。本書内で「二極化した中で思考停止をし、個人の文脈を大きな文脈と一体化させる心地よさ」と書かれていたことは印象深い。心地よさではなく、考えることを選ぶという選択を私達はとっていくべきなのだろう。2015/07/31

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