でっちあげ―痴漢冤罪の発生メカニズム

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048836487
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

この一年、痴漢犯罪に対する世の中の厳しい流れがどんどん加速する一方、冤罪による無罪判決も次々出ている。著者自ら痴漢の冤罪に苦しみ、半年間警察から理不尽な捜査を受けた経験から、司法の問題を追及した。

内容説明

本当の悪人を取り逃がし、無実のトロい人間をこづき回す鉄道警察の捜査手法を検証。本書は、災難から自分の身を守るために知的武装の必要性を説く、「やむにやまれず書かれた」ノンフィクションである。

目次

ロールプレイング―もしも痴漢に間違えられたなら
はじめに―取調室で途方に暮れたわたしの気持ちを追体験してください
発端―3月12日(金)午前8時首都圏JR線某駅
なまくら刀―3月12日(金)午前9時鉄道警察隊分室第一回取調べ
一夜漬け―3月12日(金)午後8時自宅『口語六法全書・刑事訴訟法』
リベンジ―3月20日(土)午後1時鉄道警察隊分室第二回取調べ
突然の呼び出し―6月12日(土)午後1時鉄道警察隊分室第三回取調べ
ディフェンス―6月13日(日)午後8時某ファミリーレストラン
弁護士登場―6月14日(月)午後5時四谷木村法律事務所
青天の霹靂―9月1日(水)午前9時地方検察庁514号室第一回事情聴取
決着―9月21日(火)午後7時 地方検察庁514号室 第二回事情聴取
まだ終わりじゃない?―10月5日(火)午後7時 某ファミリーレストラン
一年ののち―10月12日(木)午後1時 虎ノ門 高木法律事務所
すべては闇の中―司法制度にひそむ闇
悪いのは誰だ―「司法マスコミ共同体」を認識せよ
おわりに―最大の罪は、鉄道警察隊の理念なき捜査にある

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hikarunoir

5
警察の手抜きを検事が発見し裁判に至らず冤罪では軽度。異常な被害者の申告を鵜呑みにする病巣は暴かれるが、提言は現状の腐敗に無意味。2016/12/06

anken99

3
意外にも一気読み。それにしても痴漢冤罪に遭われた方の話を聞くと、もうわれわれ男性陣は満員電車なんて怖くて乗れなくなってしまう。そして、著者の方のように戦う術もなく、冤罪という迷宮に陥っていくよりほかにないのだ。誰にでも突然起こり得る可能性があるだけに、知っておいて損はないあれこれを得ることができた。2017/04/14

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