出版社内容情報
「恋愛は不要」という主張は、これまで恋愛礼賛派に負け越していた。劣勢の状況下、果敢に「恋愛不要論」を説き、多くの支持を得る著者の、ポスト恋愛論。恋愛・性を語るあまたの論客に、鋭い批判・反論で挑む。
内容説明
恋愛は本当に誰にでもできることなのか!「もてる」あなたも、「もてない」あなたも、恋愛しなければいけないと思ってはいないだろうか。だまされてはいけない、そこには巧妙な「近代の恋愛観」のすり込みがあるのだ。『もてない男』で、既存の恋愛論に活を入れ、読者の圧倒的な支持を得る著者が「近代の恋愛観」に反論、あまたの論客に鋭く挑む。押しつけられた「恋愛」を超えよう。
目次
1 ポスト恋愛論(「恋愛」の超克;「本当の愛」をめぐる言説について;「恋愛」から「友愛」へ;「望まない妊娠」をなぜしてしまうのか?;郷ひろみ『ダディ』を読んで;それでも言う「惚れたが悪いか」;もてる男になる方法;夜這い・買春・民俗学;「男であることの困難」『もてない男』始末記)
2 売買春論(売春者への蔑視の根源を問う;売買春撲滅論;セックスワーク論の真の混迷;「売買春/性の商品化」グレイゾーンについて;「オヤジ」という差別語;日本における「道学者」の不在)
新近代主義者宣言
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