出版社内容情報
毎度毎度、性懲りもなく無駄遣いしては借金を重ねる女、中村うさぎ。そんな彼女の日常をつづった一読必笑エッセイ集。
内容説明
毎度毎度、性懲りもなく無駄遣いしては借金を重ねる女・中村うさぎ。自称平成のバカ女が贈る爆笑エッセイ。
目次
うさぎのセカンド・ウェディング(ドレス編;浣腸編)
ああ、痛恨の足拭きマット!
中村うさぎが痩せない理由
火曜サスペンス妻、白昼の悪夢
嫁姑、華麗なる女の戦い!(食い物編;輪ゴム編)
うさぎ、ドルガバ店内にて般若と化す!
シャネルリサイクル大作戦
卵と中華の、おいしい関係〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
56
「めでたさも 中くらいなり おらが春」と、一茶の句もぴったりのお年頃。結婚式前夜、美しいドレス姿でトイレに行く訳にいかず、決意の前夜のイチジク浣腸[笑]軒並み襲い来る受注会に白昼夢を想い、足首に輪ゴム健康法の義母に戦慄を覚える。そして、出モノ腫れモノ所嫌わず。深刻な別れ話の最中、姿勢を正した瞬間轟く不吉な音と猛烈な異臭。オナラともに去った恋。南無阿弥陀仏。ふと気づく。藤本ひとみさんを読んだ読後感と似ている。サバサバ加減、行動力。もう遺伝子が騒ぐレベルで大好きだ!2016/02/17
pom
4
著者40代前半の頃のエッセイ。身体も元気でまだブランドに狂っておられた時代、勢いがあって面白い。悪趣味のススメって章では、己の欲望や主張を剥き出しにするのは下品と言われているが、シンプルで無難で控えめなファッションも万人に好感を持たれたいという媚という名の欲望を感じると指摘。好きなもん着させたれよと続くのだが(しかも元々の話題は野村沙知代という)ファッションに限らず、周りに嫌われないよう自分を抑えるうち自分の好きなことが分からなくなってひたすら周りの空気を読みまくるって人格になっていきそう。同調圧力2017/01/09
ゆかりな
2
雑誌のコラム連載をまとめたもの。暇つぶしによし。内容が古いけど。2015/02/08
土方one太丹
2
そうですよ~!旦那がゲイだっていいぢゃないか!うさぎ女王様と旦那さんは男女の愛情を超えた絆で結ばれてるんだ!中村うさぎさんの消費ぶりを拝読するのも好きですが、お二人の仲良しエピソードが大好きです。2014/12/05
おけいはん
1
再読。お腹抱えて笑えるほど面白い。作者の体験に基づいた話がリアリティがある。この本よんでると自分の置かれている状況より悲惨で滑稽な場面が多いので、気楽になる(笑)破天荒な生活してるのに、どこかマトモで真実をつく言葉ばかりで、とても魅力的な作家さんです。2011/08/27