出版社内容情報
空を見つめ、空を撮り続けた写真家による、鮮やかな写真約300点と、天候を表す日本語を併載したフォトミュージアム。
内容説明
光と水の饗宴空色図鑑。鱗雲、朧雲、鯖雲、雲の澪―天候や季節を表す豊かな日本語を300点余の写真とともにまとめたフォトミュージアム。永久保存版。
目次
序章 気象学による雲の分類法
1 雲の章
2 水の章
3 氷の章
4 光の章
5 風の章
6 季節の章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
150
以前、親友がカリフォルニアに住んでいた時「ここは雲の少ない青空ばかりでつまらない」と言っていた。日本には四季折々の特徴を見せる空模様があり、雲の種類もさまざまあって、空を観るのは本当に飽きない。そして雲の存在があるからこそ、空の高さや奥行き、情緒を感じることができるのだと思う。この本はそんな空にまつわる、たくさんの雲の名前をはじめ、自然現象の中で生じる水、氷、光、風、最後に季節と章を分け、豊富なカラー写真とともに日本古来の美しい言葉を紹介している。見て読んで楽しい、僕の大切な1冊。 2014/02/24
よこしま
80
よく空を見上げてます。落ち着くことがまず第一でしょうが、人間がいようがいまいが、空には色々な雲があるからでしょうか。雲・風・水・光・氷と章が分けられています。一通り読めば、知識はつくでしょう。私的には雲が一番かな。写真ですから、言葉でしか表現できないのが非常に惜しい気持ちです。ここ数年、通年で見かけるのが巻雲(筋雲)でしょうか。夏でも、あの入道雲より巻雲のほうが目立つのは気のせいでしょうか?この巻雲の変化したものが巻積雲で、本当に見れる機会が少なく、鱗雲とも呼ばれています。窓を向くとブラインド、残念(笑)2015/01/14
かなっぺ
70
空または雲の写真集だと思っていたら、「歳時記風天気図鑑」だそうです。雲、水、氷、光、風、季節の章に振り分けられている。序章である気象学による雲の分類法のページでは、沢山の雲の名前が出てくる。なかには、乳房雲なんてびっくりするような名前の雲もあった。とても綺麗な空の写真、雲の写真、なかでも、p41の入道雲とp66の夕焼け雲が好きだ。図書館本ですがずっと家に置いておきたいと思った。2017/04/01
ままこ
69
この本を読んだら空を見上げる回数が増えそうだ。今まで何気なく見ていた風景が名前を知ることでより身近に感じられたりまたは新鮮に感じられる。情緒豊かな日本語の文字や響きがその情景にしっくりくる。添えられている写真も素敵な作品。2018/03/10
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
57
再読。2020/03/29