内容説明
ベストセラー『死体は語る』の著者が変死体解剖34年の経験をもとに明かす日本が毒殺列島と化した衝撃の真相とは―。今のままでは毒物犯罪は決してくい止められない。
目次
砒素
青酸
農薬
睡眠剤
一酸化炭素
トリカブト
覚醒剤
アルコール
猫いらず/クレゾール/シンナーなど
毒物はこうして人を殺す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
4
杉村サダメ・連続女性毒殺事件も、匿名だが本書で少し取り扱われている。ホリドール乳剤を食物に混ぜ、三人を中毒死させた。奪った総額が一万数千円と少額なのがやり切れない。本書では書かれていないが、杉村は拘置所内で仏門に帰依し、生まれ変わったような模範囚になったようである。同囚者からも慕われたという。死刑を宣告されてから真人間になるとは残酷な人生である。2019/02/14
あおき
3
「砒素」「青酸」「農薬」「睡眠剤」「一酸化炭素」「トリカブト」「覚醒剤」「アルコール」「猫入らず/クレゾール/シンナー」。それぞれのテーマに実際あった事件を紹介しながらその死体について語っている。死にたくねー2012/07/04
あや
2
砒素、青酸、トリカブトなど毒の種類別。一酸化炭素やアルコールについての章もある。有名な事件の記述が多めだが著者自身が全て関わっているものではない。猫入らずというのは、事件史としても日常の生活としてもあまり馴染みがなく新鮮だった。トリカブトが過去の毒物で検出もしにくいというのは、いつ聞いても不思議な感じがする。2023/06/10
書の旅人
1
“図書庵”次回テーマ『こわい話、ふしぎな話 第弐季』で並べます。今回は様々な《こわい》を予定してます。分校館さんからの要望もあった絵本にもこだわり、かなり色濃い棚になると自画自賛。改めて本書を読むうち、まだ未定ですが、テーマ『生きる』で棚作りをしてみたくなりました。生と死は隣り合わせ。亡き親父をはじめ、それを目の当たりにしてきた今の自分だからこそ出来る棚があるように思えるので…。2025/04/02
みつ
0
読了。