内容説明
24時間―365日動き続けるこの街で何が生まれそして滅んでゆくのか。現代を見つめ、同時代を生きる著者が綴る等身大片道書簡。本当に純粋なものは何か。あらゆる文化に接した村上龍は、ついにここにたどり着いた。映画『KYOKO』完成に到るまでの全軌跡を収録。
目次
今、東京にいて思うこと
自分の小説や映画を人はどう感じるか
NGラ・バンダとドクターBOSE
「世界バレエフェスティバル」
食べものについて
巨大なビルのある風景
香りの暴力
革ジャンの季節
窓の外の雨を眺めながら
パーティでは女の子が元気だった〔ほか〕