目次
亡き師なつかし
一生懸命
一筆啓上母上どの
連鎖反応
とことんボロボロ
揺れない吊革
通り過ぎたもの
病気捜し
人生の割り込み
写真恐怖症
食欲の秋なのに
よこじたの悲哀〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
土方one太丹
1
辛口のエッセイが痛快でした。タイトルもイイ。『世の中に人の来るこそうるさけれ とは云うもののお前ではなし 世の中に人が来るこそうれしけれ とは云うもののお前ではなし』といった感じでしょうか。私の好きな歌です。作中の『センスが良いものを見つけるのは得意だが自分にセンスはない』と同じように、この本のよさを表現する言葉が上手く見つからないのがもどかしいです。猫舌の苦労に共感。そうなんですよね、冷たいものも食べられないんですよ。2015/05/13
駄々猫
1
川柳家の時実さんが、こんなに面白く鋭い文章を書くとは!田辺聖子さんにも通じるような関西テイストの気持ちの良い文章を堪能。新聞連載をまとめた本で、一記事に一川柳ついている点も嬉しい。2010/04/16