内容説明
本書は、その膨大な読書体験からほとばしり出た作家論、作品論ほか本が導く様々な喜び、怒り、哀しみを綴った前代未聞の、読書生活ノート。
目次
もう社員旅行なんか行きたくない
島田一男『魔道九妖星』を探せ!
読書計画は修正こそが愉しい
全集の端本探しに右往左往
「玉井喜作伝」よ、早く出てこい!
「三カ月本棚」の哀しみ
古本屋歩きの日々
競馬本を読んで秋競馬の開幕を待つファンの弁
角川文庫リバイバル・コレクションについて
初老小説を読みたい
大ロマン全集を待望す
野球本を読む!
ヒロイン小説の時代
ギャンブル本を差別するな
ピート・ハミル『愛しい女』がいい
二十年前の神田
初めてのテレビ
池袋に闇市があった頃
五十銭の紙芝居
春日井健と足立巻一
二十円の衝撃
ジャーナリズムについて
「怪しい探検隊」始末記
わが友人たち
「椎名誠」論
児童文学に出会った日
岩波「図書」について
悪い癖
蔵書一代
読書の愉しみ