出版社内容情報
〈涼あらたなり電灯の紐の影〉本書は、結社「松の花」主宰の著者が60代後半に発表した作品から375句を厳選して収める第8句集。次々と災禍に見まわれるこの国で、身近な幸せを大切にし、小さく豊かに変化する日々を丁寧に詠んだ作品集。
松尾 隆信[マツオ タカノブ]
昭和21年1月、姫路市生まれ。36年、「閃光」に入会(42年、廃刊)。以後、「七曜」「天狼」「氷海」に所属。51年、「畦」に入会。上田五千石に師事。53年、「畦」同人。57年、「畦」新人賞受賞。平成10年、「松の花」創刊主宰。句集に『雪渓』『松の花』『美雪』など。現在、公益社団法人俳人協会評議員、日本文藝家協会会員、国際俳句交流協会会員。