内容説明
祠堂学院の生徒会長である三洲新は野沢政貴に頼まれ、真行寺兼満に文化祭の文化部運動部の対抗劇の参加を要請する。三洲に頼まれたら断れない真行寺は運動部在籍なのに文化部の演目に出ることになって悪戦苦闘。高校生活最後の夏、揺れる親への心情、大学進学、真行寺に対しての思い…。交錯する気持ちを抱え、三洲のさまざまな決断がここに…!?完全書き下ろしの表題作、他、短編二編も同時収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
47
タクミくんシリーズ27作目(3年生編15作目)。これは2学期に入ってからの三洲と真行寺がメインのスピンオフ。三洲視点の部分が多くて良いなあ。これを読むのは2回目だけど、ここ1年くらいの間に現代語訳つきの「竹取物語」を読んだので、そんな面からも興味深かった。2014/09/17
扉のこちら側
28
初読。三洲と真行寺カップルに幸あれ。ずっと気になっていた野沢と駒澤カップルの様子もわかって満足。2011/11/11
マムみかん(*ほぼ一言感想*)
21
まさか地元の図書館に入っていたとは! BLからはとっくに足を洗っております…とか言いつつ『FLESH&BLOOD』だけは追っかけていますね(汗)…つい嬉しくて借りてしまいました。 思えば、この「タクミくん」シリーズが、私のBLとの出会いだったな〜。 ここからスタートしたものだから、私の中ではBL=ファンタジーと定義されているので、どんなドリーム設定でも驚きません(笑) しかし、三洲があんな難解な性格になった原因にはびっくり! 三洲×真行寺はお気に入りだったから、ひとまずの決着は喜ばしいです♪2012/02/21
やなせ きお
20
ギュッと内容が詰まっていた。親のこと、進学のこと、そして真行寺のこと。この二人はずっとああなのだと思っていたから"好きな人"という表現がまるで自分が告白されたが如く嬉しくてよかったねと心底思った。託生を通じて苦手なギイも違うように見えたり新さまの変化が伺えた。甘えるように真行寺の背中に指を這わすシーンは凄くドキドキしたし。屈折率の半端ない彼が親に好きな人を紹介する、何て素敵だろう。真行寺を取り巻く一つひとつに苛々している図も何だか愉快。まさにこういう顔も出来るんだってそういう感じ。野沢さんも色々やるな笑。2012/08/11
ダージリン
19
三洲くん、決断したら早いのね(笑)。真行寺くんが報われてよかった~。しばらくずっと3年生をやっている彼らですが、話が進むと卒業してしまうので、今回のように進路の話題が出ると淋しい気分。でもあと数年は大丈夫ね(笑)。2011/09/13
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