内容説明
大震災以降、不安を抱えるすべての子どもたちとお父さん、お母さんに贈る優しい絵本。子どもの不安とどう向き合えばいいのだろう?育児学のスペシャリスト・汐見稔幸氏(白梅学園大学学長)による特別コラム掲載。
著者等紹介
松本春野[マツモトハルノ]
1984年、東京生まれ。多摩美術大学油画科卒。大学在学中にロンドン留学を経験し、ヨーロッパに住む絵本作家たちを訪ね刺激を受ける。2009年に『絵本おとうと』(新日本出版社)でデビュー。現在、絵本作家・イラストレーターとして、子どもの本や雑誌を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
大震災の後、不安を抱える人に向けつくられた絵本のよう。抽象的なので子供向けと言うより、大人向けに感じます。不安でも大丈夫だよと安心を得るように描かれた感じ。巻末の子供の不安にどう立ち向き合うかの解説が分かり易い。2020/02/03
海(カイ)
16
【図書館】ずっと読みたいと思っていた絵本である。 私に子供はいないけど、これは、不安な子供を抱きしめたくなる絵本だと思う。2015/11/13
Maiラピ
15
かわいい絵です。まずは大人が怖がり過ぎないこと。2011/09/17
喪中の雨巫女。
14
《書店》大人の私でも、地震の後は、不安でなかなか眠れなくてキツかった。子供は、もっとキツいだろうなあ。2011/10/06
anne@灯れ松明の火
12
絵本ナビで、震災関連絵本として紹介。メメント3.11のために借りてきた。大震災以降、不安を抱える子どもや親のためにつくられた絵本だそうだ。タイトルは”地震の夜”だが、内容には地震は特に出てこない。地震に限らず、不安な気持ちって、暗い夜に増幅するような気がする。そんな時、お父さん、お母さんとのスキンシップほど、落ちつかせてくれるものはない。いや、子どもだけでなく、大人にとってもそうだよね。いわさきちひろさんのお孫さん。おばあちゃん譲りの優しく、温かい絵で、癒し効果あり。2013/03/11