ママが遺したいのちのレシピ―娘・はなへ

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  • サイズ B6判/ページ数 111p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048742313
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ありがとね、ムスメ。あなたのお陰でママは人生何倍も得してるよ。

がんを患った母は決めた。私がいなくなっても幼い娘が困らないように、一人で家事が出来るよう育てることに余命を使おうと――。最期のときまで希望を失わず、家族への愛に命を尽くした母の記録。

内容説明

25歳の夏、乳がんの告知を受けました。28歳の春、小さないのちを授かりました。いま、ムスメは5歳。33歳の私は、乳がん歴8年のお母さん。家族を愛し、愛され、前向きに生き抜いた女性のラストメッセージが、残された家族の今を見守り、包み込む―感動のノンフィクション。

目次

ママの日記から(生まれて来ること;明日;親が子に遺せるもの ほか)
はなちゃんの日記から(おいのり;パパとはな;はなのしごと ほか)
ママの「いのちのレシピ」から(玄米ごはん;野菜のおかず;スープとおやつ ほか)
ママとの約束(安武はな)

著者等紹介

安武千恵[ヤスタケチエ]
1975年生まれ、長崎県出身。福岡教育大学大学院声楽科を修了後、北九州市の明治学園小学校に音楽教諭として勤務。がんと闘いながらも心豊かに子育てをする日々を綴ったブログが人気サイトに。料理研究家、タカコ・ナカムラ氏に師事し、タカコ・ナカムラWhole Foodスクール福岡校の開校に尽力し、初代事務局長となる。2008年33歳、永眠

安武はな[ヤスタケハナ]
2003年生まれ、福岡県出身。玄米和食の給食で知られる福岡市の高取保育園を卒園。12年4月から福岡市立草ケ江小学校4年生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こりんご

20
「ママの〈いのちのレシピ〉から」では《基本の玄米ごはん》をはじめ、写真付きのレシピがいくつか載せてありました。はなちゃんには『食が体をつくるのだ、食が命をつくるのだ』というママの言葉がしっかり根付いていることを、あらためて感じました。『私は毎朝、みそ汁とご飯を食べているから、かぜをひかないし、重い病気にもなりません。ママ、私をうんでくれてありがとう。自分の命は自分で守る。これがママとの約束です』はなちゃんのパパ、どうか100歳まで元気でいてあげてください。2013/03/09

チロル

12
図書館本。前回読了した『はなちゃんのみそ汁』でも紹介されていた、千恵さんのブログで記されていた「名言」とも取れる文章が明記されていました。「明日」という題で記された文章に考えさせられたし、「元気にいきてくれたら◎」という題の、発想力になるほどなぁ… と思ったり。本書の終わりのほうに、「◎ママの〔いのちのレシピ〕から」が載っていて、その中の 豆腐スコーン が、美味しそうだなぁ♪と思いました(^^)2019/11/26

ぴーなっつ

11
24時間テレビでドラマ化されたお話。ドラマ観て泣いたけど、これも泣いた。ママもはなちゃんも強いなって思う。私、自分でちゃんとみそ汁作れる自信ないなぁw2014/09/27

かやん

7
「裏返しで服を脱いだら裏返しでムスメに戻し自分でやり直させます。 保育園の準備はいっさい手伝いません。」厳しいと思うことも娘の自立への手助けなんです。いつか自分はいなくなり娘がひとりで強く生きていけるようにと。自分にあてはめ、今娘二人家事が何もできないと嘆く自分が恥ずかしいです。愛のこもった素晴らしい一冊。2015/01/17

よしか

5
お母さんのやさしさが深くて大きくて、暖かい。母がまだ小さい子どもをおいて先に逝く辛さ。子どもを育てることの責任、決心、幸せ。涙がとまらなかった。nicuで働いていたとき、『その子の幸せを一番に考えた決断を家族がしないといけない場面』に立ち会ったときに感じていた、母親の強さをこの本でも感じました。 はなちゃん。これからもパパと一緒にたくさん笑っていてください。2013/05/19

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