流転の女

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048742184
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

33年前、娘は誰に殺されたのか――?

理津子、78歳。彼女が一生をかけて隠し通そうとした秘密が、消えた公園の柳の木がきっかけで暴かれていく。死んだ娘を見殺しにした男。遺産目当てで近づいてくる甥夫婦。嘘と自己弁護の応酬の末、露になる真実とは?

内容説明

32年前に事故として処理された女子大生の水死。13年前の不可解な少女誘拐事件。そして、末期ガン患者だった老人の死。無関係なはずの出来事を繋ぐ、柳の木が伐り倒された―。恋人を見殺しにして成功を手にした男。借金をつくり、叔母の遺産を狙う夫婦。ひとり娘と夫を不慮の出来事で亡くした老婦人。2度と会いたくなかった彼らが、32年前に海で死んだ女に導かれて邂逅する。嫉妬、怨嗟、自己弁護。醜い応酬の果てに、暴かれた予想外の真相とは?ヒット作『誤算』から4年。期待の女性作家、待望の長編ミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

39
で、流転の女とは誰のことよ?愛理?2019/04/30

keith

26
32年前に事故で水死した女子大生。13年前の少女誘拐事件。この2つの事件が繋がっていきます。が、しかし面白くない。登場人物全員が鬱陶しいし、ドラマチックじゃないからかな。2017/10/19

らなん

15
初めての作家さん。2011年。30年以上前に海で亡くなった、小劇団で演劇をしていた20代の女性の法事をすることになった。それをきっかけのように、次々と明らかになる過去。どうしてこの女性は亡くなったのか。当時付き合っていた男性や、女性の家族、友人それぞれの気持ちが語られる。読みやすかった。印象的だったのは、いくつになっても、思い込みを捨て、周りを認めることが出来れば、自分も楽になるし、周囲の人も変わってくるということでした。2021/10/27

たこやき

11
地味な事件でも、人間にとってしこりとなっている。そして、その思いの暴露により、事件の様相が二転三転する、という終盤の展開はなかなか良かった。けれども、事件そのものがハッキリとし、それぞれの登場人物が繋がるまでが苦痛。本当に、ちょっと鬱々とした気分の日常が全体の3分の1以上も続くので、どうにも入り込めず、分量の割に読むのに手間取った(本題と関係のない人の描写とかも結構あるし) もう少し、序盤がテンポよく進めば良かったのに、と感じる。2012/02/20

外道皇帝

7
32年前に死んだ女子大生、13年前に起こった少女誘拐事件、2年前の末期ガン老人の不審死。公園の隅に植えられていた1本の柳が切り倒され、根元から宝石の入った箱が出てきたことから3つの事件が繋がっていく。事件の様相が二転三転していく様は面白いが、なんというか面白みに欠ける。派手な殺人事件じゃないからなのか。好みの問題かも知れないなあ。2011/12/16

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