内容説明
中堅の製薬会社でMRをしている七井幸司は、思春期に行方不明になった兄の遺体が東北地方の山奥の村で発見されたとの一報を受ける。早速その村・思山原村に向かうが、幸司を出迎えたのは、山奥とは思えない整った町並みと、十数年に一度の祭りを控える異常ににこやかな村人たちだった!?いったい兄はなぜこの村にやってきたのか?兄の遺体に残された手帳の謎の一文を手がかりに、幸司は妖しげな村で、調査を始めるが…謎の村・思山原での恐怖の夜が始まった―!?「世にも奇妙な物語」発、禁断の恐怖。
著者等紹介
中村樹基[ナカムラシゲキ]
脚本家として『世にも奇妙な物語』で多数の作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みんと
12
これは映像化されたら、目を覆うような血みどろスプラッタムービーになるはず。 こういうのが好きな人にはたまらないのだろうな。 内容自体はそれ程入り込んだ謎解きではなく、何となく想定内の方向へ。 目が抉られ、手足は切断、頭はかち割られと残虐極まりない光景に頭がクラクラしてくる。 夏の夜にはこういった読み物もいいのかもしれない。2015/08/06
barabara
6
途中までは謎の村の怪しさでグイグイ読ませる。しかし、下品なエロ用語が出てきたり、オカルトすぎて段々ついていけなくなった。ファンタジーやSFが苦手な私には付いていく事が出来なかった。2011/08/04
さばお
5
18年前に失踪した兄の遺体が見つかったと警察から連絡があり確認しに行くと、兄の遺品の中の手帳から、闇祭と書かれた地図を見つける。その地図にある偏狭の村に行ってみる事に。村の大人しか参加できない謎の祭り。何が怖いって、猿谷の着せ替えできる鼻が一番怖いw2011/07/27
iruka
4
医大生の兄の遺体の発見から、発見場所のなぞの村へ 兄の死の謎解きが始まる。なぞだらけの村、どうなるのかと 吸い込まれるように読んだ。ホラー小説と探偵小説を 合わせたようだ。 2023/07/11
ユイ
4
再読しても内容さっぱり覚えていなかったです。ニタニタ位は覚えていてもおかしくはないはずなのに。2013/10/01