内容説明
天才精子バンクで生まれた二人の兄弟。兄の秀才は偉大な数学者の遺伝子を受け継いで幼い頃から才能を発揮するが、笑うことのない子供だった。「次こそパーフェクトベイビーを」という母親の期待を背負って生まれた弟の麒麟はノーベル賞受賞者の遺伝子を受け継ぎ、容姿も優れていた。ところが麒麟の学力は4歳で突然成長が止まり、母と兄から見放されてしまう。それでもなお、家族の絆を求める麒麟だが、兄弟の前に残酷な運命が立ちはだかる!才能とは何か?幸せは遺伝子が決めるのか?山田悠介が描く、感動と戦慄のサスペンス。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年生まれ。2001年のデビュー作『リアル鬼ごっこ』(文芸社/幻冬舎文庫)が若い世代に支持され、大ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まる
42
まず、赤く塗られたページにびっくりしました。何事かと。どんな内容なのかとドキドキしていたのですが、結局内容とは関係なかったのかな?天才児が欲しいという思いのみで作られ、天才でないというだけで捨てられる子供…読んでいて辛かったです。遺伝子で全てが決まるわけではない、とは思うのですが、麒麟の性格の良さを思うと育て方も関係ないのではと思ってしまいました。子供は元気に生まれ育ってくれればそれでじゅうぶん。2016/05/27
ひお
40
キリンがとても健気でたまらなかった。だけど一番可哀相に思ったのは秀才だった。彼こそ何のために・・・というか結局人を作るのは環境なんだなーとか遺伝子やら優生学って一体・・・。なによりも結局、設定といいキャラといい山田さんはいつもいいネタ仕入れてくるのに料理が下手だなぁ・・・今作もやっぱり感想は惜しいの一言。秀才と麒麟でもっと料理のしようがあるような気がする。ホントに惜しい。2010/11/16
hundredpink
30
びっくり、久々に山田悠介の小説よんだらちゃんとした小説になってた。 彼ももう34歳か、時の流れは早いなあ。2015/04/11
B.W.
24
意外や意外、面白かった。ただ、麒麟がなぜ中学生以降の勉強がまったくできなくなるのか(極端すぎ!!)、体にキリンの模様が現れるのか、秀才がなぜ二十歳ぐらいまであれほど天才だったのか?そこら辺のなぞが明らかにされることなく、終わってしまったのが残念。表紙と内容のギャップも??2010/12/03
Aya
20
【図書館】天才児を増やすため、優秀な男性の精子を売るジーニアスバンク。そこで産まれた主人公・麒麟と兄の秀才。彼らは期待通り、勉強のできる優れた子どもに育っていた。ある日突然、麒麟は勉強ができなくなり、母親に見捨てられ、施設に入れられる。麒麟は兄と母親に再会できるのか…?「失敗作」と罵られても家族を思う麒麟の優しさや純粋さ…それにひきかえ、自分が優越感に浸りたいがために子どもを道具としか見てない狂気じみた母親。見ていて痛々しい…。私は、勉強云々よりも、いっぱい愛して一緒に笑って子育てしたいなと思った。2014/08/06
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暴力を働く自己とアイデンティティ




