内容説明
世代を代表するクリエイターが結集、かつてない映像美とユニークな演出で話題をさらった“ノイタミナ”アニメを徹底紹介。森見登美彦×坂本真綾初対談収録!レアなビジュアルを多数紹介。
目次
第1章 四畳半生活の記憶と記録(七つの妄想と迷走のキーワード;「私」と隣人とくされ縁の人々;四畳半をめぐる人物の表裏 ほか)
第2章 「私」と小津の観た光景(四畳半原画大系;四畳半京都めぐり;美術ボードめぐり)
第3章 活動漫画版『四畳半神話大系』かく生まれり(シリーズ構成・脚本:上田誠「『私』と小津を語る」;監督:湯浅政明「『四畳半神話大系』を語る」;『四畳半神話大系』スタッフリスト ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ryuetto
7
古本屋にて、きれいな本が半額で売られていたので、迷わず購入。新古品が流れているんですかね。 スタッフや声優さん、原作者の、対談やインタビュー記事が満載で、読み応えがあり、非常に面白かったし、興味深かったです。あの映像がどのようにしてつくられたかと・・・。2013/10/13
asanosatonoko
5
森見作品初のアニメ化で当時めちゃくちゃテンション上がったのを覚えている。木曜の深夜枠で仕事終わりには辛いものがあり全部は見られなかったけど、独特の雰囲気でアニメアニメしてない感じが好ましかった。アニメってさらっと見てしまうけど、背景の作画ひとつとってもクリエイターのこだわりがすごい。裏方の仕事が知られるこういう本も面白い。職場環境と給料改善してあげてー。2015/05/20
なぎ
4
多分今年一番ハマったアニメ作品。今更だけど夜は短しと並べて視聴し、その後の勢いでこの本にまで手を伸ばすのだから相当面白かった。一つ一つが原作とアニメを大事にされているんだと分かるような内容で、四畳半の奥深い世界、つまり四畳半世界が広がる。悔しいことに円盤を持っていないので切実に欲しい。2017/12/23
かすくり
4
アニメのファンブックで、各話の解説から舞台裏解説、スタッフインタビューなどが掲載されている。この作品のもう1つのファンブックは原作へのプッシュ率が高かったが、こちらは純粋にアニメのファンブックだった。この本の中では、浅沼氏のページが最高。2011/01/05
富士さん
3
テレビシリーズを見ていてすべての話数、すべての演出を余すところなく楽しめる作品と出会えるということはそうはないことです。森見さんと湯浅さんの結びつきはまさに天の配材と言うべきものでした。放送当時から何か手元に置きたいな、とは思ってはいたのですが、パッケージは何分お高く。それが、偶然本書を古本で見つけて衝動的に購入しました。確かに不満点を言えばきりがないですが、スタッフ全体に目配せが出来ていて、ロマンアルバムとして見ればかなりしっかりしたものだと思います。2017/02/14