出版社内容情報
古今東西、最新科学技術の成果は、真っ先に戦場にもたらされる。そして、今また一つ、新たな兵器が開発されようとしていた。利権、信念、妄執……それぞれの思惑で蠢く人間たち。人類と戦争の未来を予見する!
内容説明
20XX年、アメリカ。各国の戦地で軍務を担う「民間軍事コングロマリット」は、紛争終了後も復興ビジネスを牛耳ることで莫大な利益を上げていた。兵藤理人はそんな企業のCEO。だが裏では米情報機関にフリーランサーとして雇われている。ある日、兵藤は元同僚を通じて、情報機関から銃マーケットの怪しい動きについて調査を命じられる。同じ頃、日本のテレビ局JHKの在米リサーチャー黒崎ケイは、軍事ビジネスの裏側を探る番組を企画し、兵藤へ取材を申し込んでいた。アメリカ南東部の山間に住む退役軍人ヴィンスは静かな生活を送りながらも、かつて参加した戦闘の後遺症に悩まされていた。会ったことは思い出せないが、顔立ちが鮮明に浮かぶ謎の人物…一体、誰なのか?―戦争の、そして人類の未来を一変させるような何かが、今、静かに動き始めた。
著者等紹介
服部真澄[ハットリマスミ]
1961年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。95年、香港返還の機密文書を巡る熾烈な争奪戦をつづった処女作『龍の契り』がベストセラーとなり、大型新人の登場として読書界の話題をさらう。97年、第2作『鷲の驕り』で第18回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まつうら
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nakano0622
外道皇帝