ストロベリー・ブルー

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048740364
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

あと一瞬早く手を伸ばしていたら、ぼくたちははぐれずにすんだのだろうか。憧れ、すれ違い、片想い…男女五人のせつない恋物語。

著者等紹介

香坂直[コウサカナオ]
1964年岡山県生まれ。大阪教育大学卒業。講談社児童文学新人賞佳作に入賞した「走れ、セナ!」で2005年デビュー。同作品で椋鳩十児童文学賞受賞。『トモ、ぼくは元気です』で児童文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪丸 風人

16
赤いんだか青いんだかわからないタイトル。そこには未成熟という意味と、甘酸っぱいという意味が込められているのかも。ローティーンの悩める心がこぼれそうなほどに満ちた連作短編集です。砂浜の美しい情景が目に浮かぶ表題作が良かったですね。自信のない少女を照らす少年の底抜けの明るさがある一方で、陽性に見える少年も抱えるものは軽くなかったりと、決して薄っぺらではない心情が紡がれていきます。誰もが目の前のことに真剣でいっぱいいっぱい。そんな人生の中の特別な時間を思い出させてくれる作品でした。(対象年齢は13歳以上かな?)2020/11/07

みるくるみ

14
私自身があまりちゃんとした中学校生活を送れていなかったせいか、ごく普通の中学生の姿に憧れを抱きました。もちろんそれぞれに家族のことや部活、クラスでのポジション、恋愛などで悩むこともあるけれど、それも全部ひっくるめて甘酸っぱくて切なくって、それでいてキラキラしてて、懐かしい中に新鮮さを感じました。ちなみに私は琴海と綿森さんの両方の面を持った中学生だった気がします。なので、とても共感しました。2012/11/26

木漏れ日の下

13
良かった♪中学生の何ともいえないピュアさや息苦しさ、子供より周りが見えてて大人より割り切れない自分でもコントロール出来ない感情に振り回されてる様が初々しく眩しかった。切なくて眩しくて清々しく読み終えれました。横山くんと横山くんを好きな琴美の絡みが好きでした。2018/11/08

nyanco

12
爽やかで胸がキュンとする感じがとても良かった。時代が変わったとしてもいつまでもこんな純粋な感情を持っていて欲しいと感じる作品。中2の5人の男女、それぞれの想いが連作形式で描かれていて、え…、この後どうなるの…というところで物語が終わってしまいます。主人公のその後にドキドキし読者なりに想像えさせてくれる感じがとても良い。別のお話の中でその後がサラリと語られ、このサラリ感がまた良い。全てがハッピーエンドでは無いけれど、中学生の頃の淡くほろ苦い感情が本当に良く描かれていると思います。2010/04/23

はるき

11
瑞々しい恋心に癒される。思春期の綺麗な所だけ埋め込んだみたいなお話。表紙の絵も、まるで女子の夢だ。2015/09/06

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