内容説明
テレビドラマ・オンエア中に発見された監督の死体。探偵役の主演俳優は密室のスタジオから誘拐。犯人からの要求はただ一つ。このドラマを破綻なく演じきれ―!犯人の目的は一体何なのか?THE SHOW MUST GO ON!そうとは知らず見守る日本中の視聴者の前で、恐怖のオンエアが続けられる…。
著者等紹介
藤ダリオ[フジダリオ]
1962年北海道生まれ。映画、テレビアニメ制作を経て『出口なし』(角川書店)で作家デビュー。児童向け作家としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もーちゃん
10
生放送でミステリードラマを演じる。脚本からどんどん離れていくけど、矛盾なく終わらせないと全員の命がかかってる。CMあけまで30秒前です!話をどう完結していくか話し合うとこなんか、もうドキドキ。前に読んだ出口なしは、理不尽なドキドキが嫌だったけど今回のドキドキはまあまあ良かった。2014/02/03
fuyo
7
生放送で2時間のミステリードラマという設定が凄い。その上に、実際事件が起こるって筋も面白い。が、文章がフラットなのか、どうにも手に汗握らないんだよなあ…。なんでだろ、あまりにサクサク事件が起こるのでスピードの緩急が感じられないからか、登場人物が多くて感情移入する前に話が進んでしまうからか。読むのもサクサク。軽く読めるのは気楽で善いのだけど。2019/12/26
外道皇帝
7
テレビドラマの生放送中に監督が殺され、探偵役は誘拐されてしまう。しかもスタジオは鍵が掛かっていて出入りできない。アドリブでドラマは進行していきどんどん役者が死んでいく。ミステリというよりもシチュエーションドラマな展開で内容はかなりスカスカ。リアルさがまるでなくてそれこそ舞台劇のような感じ。2016/01/27
寒っ!!
5
ミステリとしては下の中より少し下というところかな。最後の方はなんか蛇足に感じた。2018/05/09
misaharu
2
生放送の推理ドラマ内で本当の殺人が起こる。出演者の1人が何者かに人質に取られ、残りの俳優は芝居を続行する。アドリブで演じているミステリードラマを破綻なくエンディングに導く事が人質解放の条件。果たして、現実と虚構の真犯人探しは無事、終わるのか! イマイチ。それほど意外性や次の展開にワクワク感がない2019/12/29