金曜のバカ

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048740203
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ピュア過ぎてアブノーマルなヤツらが繰り広げる妄想と葛藤。ヘンなところが心地いい5つの物語。

著者等紹介

越谷オサム[コシガヤオサム]
1971年、東京生まれ。2004年、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作『ボーナス・トラック』(新潮社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

167
「金曜のバカ」(野性時代2007年6月号):現実にはあり得ないだろうけど、話は面白かった。/「星とミルクティー」(野性時代2009年3月号):小説の題材にはよく見かける。わりと好み。/「この町」(野性時代2008年5月号):高速乗る前にバスを降りてくれたら even better。/「僕の愉しみ 彼女のたしなみ」(野性時代2009年10月号):このカップルが一番健全かな/「ゴンとナナ」書き下ろし:未来は読者の想像にお任せ。2012/12/27

文庫フリーク@灯れ松明の火

144
短篇として綺麗にまとまっている「星とミルクティー」獅子座流星群の夜、本当に一期一会の出会い。生まれつき左手甲に有る星形の赤いあざ。女の子なら悩むあざを「おまえがどこかの星から、お母さんのお腹の中に落っこちてきた証拠」と言う、ひかりの父の言葉が良いなぁ。そして生まれたわが子への命名。東野圭吾さん『時生』連想させます。「僕の愉しみと彼女のたしなみ」恐竜オタクの片岡君と、スコアブック付けるほど野球オタクの黛さん。そのオタクっぷりを知られたらドン引きされる、とお互い隠してデート。正体白状した二人、特に→続く2012/10/02

ダイ@2019.11.2~一時休止

129
短編集。僕の愉しみ、彼女のたしなみがよかった。2014/03/17

エンブレムT

126
5つの作品が収録された短編集。どれも完成度が高く面白かったです。男性陣が揃いも揃って微妙な暴走状態に陥ってた気もしますが・・・いや、男性陣だけでなく女性陣もたいがいな一面を持ってる子が多かったような気も(笑)・・・だいたい、表題作からして『電波系ストーカー男』VS『スカートの中を見られた女子高生』ってな物語ですからねwしかもこの『VS』は比喩じゃなく『格闘』方向でのガチバトル!こんな設定なのに、物語は爽やか青春ものになっているという不思議。マイナス×マイナス=プラス。そんな展開を見せる作者の手腕に感服。2012/08/11

とら

110
越谷オサムさん初読み。表紙のイラストに惹かれて^^短編集です。お気に入りは「星とミルクティー」「僕の愉しみ 彼女のたしなみ」かな。普通の恋愛小説ではなくて、少しロマンというかファンタジーが練り込まれて不思議な感じ。特に「星とミルクティー」なんて幻想的で、綺麗。流石ファンタジーノベル大賞受賞作家なだけある!まさに一期一会で、たった一回の出会いを大切に想う。そんな希望に満ち溢れてる。もう一つのお気に入りは、一番ラブコメしてた。どんな趣味持ってたって関係無いよ。だって、そんな所も含めて好きになったんだから。2011/12/14

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