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アバター

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048740067
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

クラスで一番地味な阿武隈川道子は、高校2年生で初めて携帯電話を手に入れた。初めての携帯にわくわくする道子だったが、レアアバターを持っていることでクラスを仕切っている女王様の阿波野妙子から、SNSサイト“アバQ”に強制的に入会されられる。“アバQ”に登録したその日から、道子の毎日は一変し、自らの分身“アバター”を着飾ることにハマっていく。大金を手に入れアバターを着飾ることから始まり、アバターサークルの設立、アバターに似せた顔にするための整形、挙げ句の果てにはレアアイテムを手に入れるために人殺しまで犯してしまい―─。

内容説明

クラスで一番地味な高校生である阿武隈川道子は、2年生で初めて携帯電話を手に入れた。何度も携帯を触り胸を躍らせる道子だが、レアアバターを持ってるだけでクラスを仕切っている阿波野妙子から、SNSサイト“アバQ”に強制的に入会させられる。そして“アバQ”に登録したその日から道子の日常は一変し、自らの分身“アバター”を着飾ることにハマっていく。罪を犯し大金を手に入れ“アバター”を華やかにすることで、クラスの女王に君臨した道子は、アバターサークルを設立し日本支配に乗り出すが―。

著者等紹介

山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年生まれ。2001年のデビュー作『リアル鬼ごっこ』(文芸社/幻冬舎文庫)が若い世代に支持され、大ベストセラーとなる。以後、新境地を開く作品となった『パズル』(角川書店)もヒットし、ロングセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミロリ

64
SNSのアバターに課金する女子高生。犯罪に手を染めない程度に課金しなければ。ネットとリアル、両方の世界で頂点に立とうとする主人公は凄いと思う。主人公には、王様態度じゃなくて、女の子らしく上品に振舞ってほしかったな。2014/11/09

FFFT

28
アバターの着せ替えのようなものははまる人はすごくはまるそうなのでもしかしたらこんなこともあるのかな?と思わせる、ちょっと怖い話でした。一気に読み進められましたがそれだけにラストがあっさり終わってしまったように感じました。しかしそれは日進月歩で変化するSNSの世界に振りまわされず、本当に自分が大切にすべきものは何なのか考えるべきなのか…?とかいうテーマがあるのかもなんておもっちゃいましたねw。 本自体のデザインも面白いですね。2011/08/05

ろけっと

26
日本最大級のSNSサイト『アバQ』。バーチャル世界とバカには出来ない現代においては、あながちフィクションであるとは言い切れない。アバターが女王であれば本体もリアル世界で女王になれるのだ。何がバーチャル、何がリアル、誰が味方、誰が敵?山田さんを読むのは初だったが、一気読みしてしまった。面白かったが、現代の闇が見える..2011/06/07

nyanco

21
殆ど読んだことが無い山田作品。高校生くらいには絶大な人気があるので、たまには読んでみるか~って感じで可愛い表紙に誘われて借りてみました。う~ん、確かに読みやすい。携帯ゲームにのめり込んで、WEBの中でアバターを育てて、リアルとは違う理想の自分を手に入れ、ついには世界征服…って、凄い…。そのためには手段を選ばないあたりは、良識あるオバサン読者としては、ど~なの?って思ってしまうけど、この何でもあり感が若い読者には受けるのかな…。天下無敵の存在になったと思ったら…というラストはなかなか面白かったけど。2009/12/29

いしかわ

18
読書慣れしていない人には、とても読みやすいと思うが、読書家は物足りなさを感じるだろう。ストーリーは、意外と芯があるように思う。'アバター'に狂っていく若者。現代ならではのリアルさがあるし、ゲームをした事がある人なら共感もするだろうけど山田悠介は、いつもどこか惜しくて残念なラスト。もっと作り込めばいいのにって、毎回思ってしまう。何かを心に残す作品ではない。2011/07/26

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