出版社内容情報
エンターテインメント界の巨人が描く超大作！
20XX年――。テロが横行し、経済不況、食糧危機、精神荒廃が世界を覆っていた。一大コングロマリットが支配する世界で、人々に希望はあるのか？ 壮大なスケールで贈る著者渾身の書き下ろし超大作！
内容説明
２０ＸＸ年―。経済不況、食糧危機、精神荒廃が世界を覆い、ほとんどの国が難民を受け容れていた。彼らを待つものは、国民と先住難民の差別、暴力。アメリカの支配者は、もはや政府ではなく“ペルソナ・センチュリー”という一大コングロマリットであった。異を唱える反抗者たちは、辺境や難民の中に身を潜め、散発的なテロ活動をおこないながら、大反抗の時を待っていた。ある時、ニューヨークの“自由区”に、一人の若者が現れた。名をブルース。世界中を旅し、荒廃した世界を見てきたその瞳は、絶望の色を宿していた。そして、身に危機が迫るとき、不思議な刺青が顔に浮かび上がるのだった…。果たして彼は何者なのか？そして世界の行方は？壮大なスケールで贈る、著者渾身の書き下ろし超大作。
著者等紹介
菊地秀行［キクチヒデユキ］
１９４９年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て８２年『魔界都市“新宿”』でデビュー。以後、２０年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は３００冊を超える（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁにぃ
1
何年振りかで読んだ菊池秀行の本。 近未来の地球を描いた菊池ワールドらしい作品であるが、内容が荒く感じ、あれ？って感じで少々 読みにくさを感じた。 菊池秀行ってこんなだったかなぁ～。 アニメーションなら、まだ一般受けするかもしれない。 人にはあまりお勧めはしないかな（苦笑）2013/09/04
なみ
1
わかりやすいストーリーなんだけど、つまらなくって、いい加減終わらないかなぁ、と思いながら読んだ。菊地秀行初めてだったけど、あとは読むことはないかも。2010/02/02
猫村さん
1
★★☆☆☆ 今まで140冊近く読んできたが、この本は文章の脈略がかなり荒く、かつ会話文も誰が誰に何を言っているのか解りにくい、この本独特の用語も入ってくるとちょっとストレスが溜まる。文章の中に「娘」と出てきた時に、その「娘」が誰なのか解りにくい、その部分の前後を読み直さないと混乱する事が多かった。P39後半部分とか。菊池ファンではないのでこの物語の面白さがよくわからなかった。結局、最後の最後もポカーンッでした。255ページでは壮大な物語を書き切れるとは思えない。映像化したら評価は良くなると思う。2009/11/13
くうき
0
世界企業と超能力を持つ者との戦い、話の展開が分かりにくいし、戦いもいきなり終わっていたりイメージしにくい、もっとわかりやすい話を書く人だ思っていたが残念だ。2013/05/27
roxy001960
0
話の細部にもう少し意味付けがあるといいのに。あらすじという感じでした。2010/01/19
