内容説明
精神科医で38歳の志木は、中学の同窓生、熊田の突然死の報に接した直後、一本の電話を受ける。故郷の四国・香川にある保健所のケースワーカーからで、槇村と名乗る女性だった。熊田の死を労災として認定させるため、医学的な所見が欲しい―。槇村の懇願に押され、長年顧みることのなかった故郷を訪れた志木を、別の同窓生の悲報が見舞う。驚いたことに、二人の同窓生は死の数日前、同じ夢を見ていた。そして志木自身も…。横溝正史ミステリ大賞受賞作「DZ」で10万部突破の著者が放つ書き下ろし長編サイコスリラー。
著者等紹介
小笠原慧[オガサワラケイ]
1960年香川県出身。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。2000年に『DZ』で横溝正史賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルームーン
26
怖いタイトルに惹かれて読んでみたけど、正直がっかり。なんで20年も経ってからあんな事が起こるのか。志木は性格悪すぎだし、頭いいくせに忘れっぽいし、読んでいてイライラ。2014/08/07
たこやき
8
早い段階でオチは予想がつく割に、肝心な「なぜ、今なのか?」とか、「突然死が多い土地柄」との関係性とか、そういうところはすべて投げっぱなし。物語上、特に必要性があると思えない、やたらと濃密な性描写はただ不愉快。一言で言えば、駄作。岡田尊司の名で「ゲームの暴力描写が子供を犯罪に駆り立てるから法規制しろ」という著者が、こんな暴力描写ばかりの小説を連発するのは理解不能。2009/08/22
トモ。
6
主人公の男性は、女性を見るとエロいことをすることしか頭にないのかよー、と言う印象しか残らなかったぞー。2014/12/10
neighbors
6
『その夢を見たら、あなたは死んでしまいます』という帯に惹かれて読んでみましたが、期待しすぎました。これといった恐怖どころもなく、微妙です。ストーリー構成にも疑問を感じました。2011/07/14
愛梨花
6
初、小笠原慧。で?っていう感じ。なんで今なのかとか、全く触れてない。オチもすぐわかるし、主人公も好めない。もうこの人の本読まないかも。2010/09/15
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