内容説明
会社の昼休み、可視子が昼食に出ると、突然、下半身にものすごい違和感が…。摺り足でトイレに飛び込むと、股間からギョロギョロっと奇妙なものが飛び出てきた―。時に疎まれ、時に崇拝され、めくるめく冒険に身を投じる可視子と奇妙な「性器」の行き着く先は?!現代女性のひりひりするような焦燥感を炙り出す、異形の傑作長編。
著者等紹介
目黒条[メグロジョウ]
1965年東京生まれ。88年中央大学文学部文学科(仏文学専攻)卒業。2000年よりフリーランスとして翻訳・文筆業を始める。05年、マーティン・マクドナーの戯曲『ピローマン』の翻訳で第12回湯浅芳子賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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