死墓島の殺人

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048738781
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

岩手県沖の小島、偲母島。この島の断崖で、島長の海洞貞次の他殺死体が発見された。捜査のために偲母島に渡った藤田警部補は、この島が地元の人々から「死墓島」という不吉な名前で呼ばれていることを知る。その名の由来は、島に残されたおびただしい数の墓石だった。なぜこんなにも多くの墓石が残されているのか?閉鎖的な島民たちを相手に捜査を開始した藤田は、次第に死墓島の裏の歴史を知ることになる。横溝正史の正統な後継者が描く、傑作長編推理。

著者等紹介

大村友貴美[オオムラユキミ]
1965年岩手県生まれ。中央大学文学部卒。2007年、『首挽村の殺人』で第27回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuna Ioki☆

39
1663-94-35 初読み作家338人目。田舎の島で起きた殺人事件。閉鎖された田舎独特の秘密を暴く展開を期待したら違いました(笑)2017/06/18

MarsAttacks!

17
古く因縁の残る島、そこでおきる連続殺人事件、横溝作品のようなにおいを醸し出しつつ、現代における離島の過疎化問題なんかをつけたし、上手い具合に物語を展開していました。事件原因も現代風に仕上げており、悪くはない物語でした。2010/09/19

林尚樹

15
大村さん、三作目。 「首挽村~」が良かっただけに、動機や背景があっさりしてましたね。 それなりに楽しめましたけど。2018/02/14

シガー&シュガー

12
首挽村の殺人後、釜石南署に「栄転」させられた藤田警部補が偲母島で起こった連続殺人事件に取り組む。島の伝承は魅力的だし殺害方法もまずまずインパクトがあるし、不器用な藤田警部補と若い相棒の掛け合いも面白いし(幽霊におののく二人は方言効果もあって非常に萌え)、一部登場人物には非常に同情してしまう作り込みなど前作より良かったと思うのですが、盛り上げ方や構成に魅力が少なく、特に事件解明のあたりは読者へアピールすべき場面が絞り込めておらず、いろいろ頑張って繋げた跡は見えるのですが前作同様尻つぼみの感がありました。2016/08/24

カムイ

10
シリーズの2冊め一冊めの本は面白かったが、今回は期待しすぎたのか、できがよく無かった、ここに出てくる瞳は孤独で寂しがり、その事によって、殺人事件に発展してしまう、島の忌まわしき歴史はそこそこ楽しめた。2019/02/19

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