さいはての彼女

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048738774
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

辛くなったら、ここへ戻っておいで。傷を隠してフルスピードで突っ走ってきた。彼氏も仕事仲間も振り落としてしまうほど。裏切られて一人旅。予想外の出会いが心を解きほぐす。『カフーを待ちわびて』の原田マハが描く、風と愛情にみちた、ヴァカンス・ストーリー。

著者等紹介

原田マハ[ハラダマハ]
関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒。伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館(MoMA)勤務を経て、2002年フリーのキュレーターとして独立。06年『カフーを待ちわびて』(宝島社)で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

155
こないだ読んだ短編集『ごめん』より面白かった&良かった。やっぱり不倫の絡む話はすっきり読めないから。で、これは独立短編集かと思いきや最初と最後の話は連続してて4編通しのテーマが分かったような分からなかったような感じ。佐々木凪(ナギ)>鈴木涼香(さいはて)>佐々木道代(風)>陣野志保(クレーン)>波口喜美(手紙)、かな。2014/08/24

再び読書

155
思わずハーレーに乗りたくなる、と言っても免許も無いのですが。でも、それだけ、直接的ではないが、ハーレーの魅力を感じる。ただ、バイクだけではなく、人の接し方がハーレー乗りに憧れるほど、心地よい。また、最後にナギや、その母に戻ってくる話が嬉しい。肩肘張って生きている日本の会社の女性の、頑張りに応援してくれる、エールを送る短編集。読んで良かったと本当に思えた本。2014/02/11

紫 綺

150
文庫本にて読了。若い頃はバイク乗りだったが、ハーレーユーザーは独特だったなあ。BGMは浜田省吾の「風を感じて」。いつまでも走り続ける、風を感じていたい。2017/07/09

ユザキ部長

147
短編。ちょっとだけドロップアウト気味の女性。でも見方を変えれば生き方はイロイロ。走り続ける事も楽しい。足掻くことも一つ。人生の真昼でも黄昏でもない、けだるい午後三時を味わう感じ。また聴覚障害者のナギはハーレー乗りとして速いのなんの。線なんてすぐに乗り越えてく。まさにボーダーレス。2017/05/21

新地学@児童書病発動中

111
短編集。さいはてと名付けられたハーレー乗りのナギと呼ばれる女性が出てくる2つの短編が、特に気に入った。人と人の間にある心のバリアを、軽やかに乗り越えしまう彼女の生き方が清々しい。初めて読んだ原田さんの本だったが、気に入ったもので他の本も読んでみようと思った。2014/08/06

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