内容説明
カリスマ的な上司との不倫の恋に溺れるあたしのまえに、年下の男があらわれた。「ぼくを、蘇生してください―」恋愛で傷ついた心を蘇生してほしいという。熱情的だが道ならぬ恋に苦しむあたしは、ひたむきな男の心に接するうちに、みずからも癒やしを求めていることを知る…。心に葛藤を抱えた男女が織りなす、喪失と再生の恋物語。
著者等紹介
桜井亜美[サクライアミ]
東京都生まれ。1996年『イノセントワールド』でデビュー。現代女性を鋭く描いた恋愛小説などで支持を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
25
出会うのがもう少し早かったら・・・と思う相手は誰にでも一人や二人いるかもしれない。でも先に出会っていたら何か状況が変わっただろうか?後から出会うことでわかることもある。人道にそむく関係はオブラートに包まれた苦い毒薬みたい。相手を試し試され毎日安心していたいと心をドンドン麻痺させていく。一つの関係が終りまた一つの関係が始まる。どこかでリセットする勇気も必要。そのリセットは終わらせる意味じゃなく始めるためのリセット・・・。きっとまだまだ笑いあり涙ありの連続だろうけど、「がんばれ!!」と言ってみたくなった。2011/02/09
choco
18
泣いた…不倫の恋愛小説で涙したのは初めてかもしれない。切ない。苦しい不倫恋愛。どんなに幸せでも自分だけのものにはならない恋愛に終止符を打ち新しく歩み出す主人公にエールを送りたい。幸せになってほしい‼︎チーフ、最後までズルいよ。結局口だけ男みたいになってる…2014/08/28
星落秋風五丈原
17
上司との不倫の恋に溺れるあたしのまえに、年下の男があらわれた。恋愛で傷ついた心を蘇生してほしいという。あたしはひたむきな男の心に接するうちに、みずからも癒しを求めていることを知る…。喪失と再生の恋物語。2008/12/05
スノーシェルター
12
まず、久々の読書が不倫の話か、と思いました。不倫は結局不倫であって、私は不倫とか二股とか大嫌いなので、雨月に殺意を覚えたけれど、誰かを好きになることは悪いことではなく、その気持ちを麻揶が良い方へ持っていける話だったので良かった。2018/01/28
司書
5
不倫の話で私は不倫とは思っていない出会うのがおそかったとか、好きになった人がたまたま結婚していたという常套句は聞きあきた2011/04/14
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