パーティ

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048738187
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「俺たちはこの山で許されるのか?それとも裁かれるのか?」戸部康太、平沼英紀、後藤国男、伊藤仁志、今年十九歳となる四人はかつて固い友情で結ばれていた。小・中学校時代からの親友であり、何をするのも一緒で、ひとりの女の子を守ってきた。だが、その子はもういない―。そして青空に浮かぶ雲よりも高いここ「神獄山」で再会した四人は、目の前の山を登り始める。少女への強い想いと、山頂にいる者への殺意を抱いて。果たして裁きの山の頂上で彼らを待ち受けるものとは?そして彼らの犯した罪とは。

著者等紹介

山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年生まれ。2001年に自費出版としてスタートしたデビュー作『リアル鬼ごっこ』(文芸社/幻冬舎文庫)が若い読者に支持され、大ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鈴本優歌

47
山田先生にしては優しい(易しい?)エンディングだった気がする。でもそれでも・・・何だろう・・・一言でハッピーエンドとは言えなくて。心に残るんじゃない、刺さる一冊だと思った。4人…いや、5人がこれからも一つでいられますように。2015/08/23

ミロリ

25
登山より過去がメイン。数年積んでた本、ようやく読んだ。病弱な女の子を守るという名目で、小学生~高校生までいっしょに過ごすなんてどうかしてる。男4人に女1人、明らかに配分がおかしい……ナイト多すぎる。彼らの殺意MAXな標的・加納静香は一体にどれほどの悪事を働いたのかと思っていたら、詐欺をしただけ。判断力が鈍いから騙されたわけで殺しに行かなくていいのでは。登山と殺人、やる気満々ならもっと服装と武器装備をきっちりしなきゃ。せめて食糧くらい用意しよう。雲より高い山頂で携帯電話が繋がったのは山田氏の優しさなのか。2014/10/25

かず

4
小学6年生の時に転校してきた美希と仲良くなる4人の男子同級生、美希は心臓が弱くこの4人が守っていくお話しと加納を恨み神獄山を登っている4人の話が交互に綴られている。後半で加納がした事はすぐにわかるが、なぜ神獄山の山頂で待っているのかや、山頂での出来事はヌルイ感じがするし、山を登っている話が長く感じる。2017/02/22

マカ

4
イマイチだった。ひとりの女のこのためにそこまでやるかな?敵側の人物設定も微妙で、ちょっと消化不良気味。

Maskatsu nakamura

3
病気で苦しむ1人の人が周りを大きく変えていく物語。人間がもつ理性とそしてそれを失う怖さを教えてくれます。倒れてから亡くなるまでの話は何にも変えられないぐらい感動する。とあるあやしい話から人が悪に手を染めて、騙される。悪いことをしたから悪い形で返ってくる。きつい現実ほどどんな判断が大切なのかを考えるようになるのかなと思う。死んでいい命なんてない。だからこそ救える人をみんなが助け合う事が大切であり、それを綺麗事と片付けていた自分の愚かさを気づかされました。2017/08/05

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