感傷コンパス

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048737760
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

分け入った山里の木洩れ日のなかで、手のひらの方位磁針がそっと行く先を指し示す。遠い日の子どもごころを呼び覚ます、せつなく、いとおしい物語。入魂の書きおろし最新作。

著者等紹介

多島斗志之[タジマトシユキ]
昭和23年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。広告代理店勤務、フリーの広告制作ディレクターを経て作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

39
想像してたのとは違ったお話でした。盛り上がりがなく ちょっと物足りない感じ・・・。新任の先生、明子が受け持つ子供達と徐々に心を通わせて行く様は良かったです。最後に家庭に問題がある朱根 お父さんに認めて欲しくて一生懸命な姿が痛々しく 頑なだった心が少しずつ溶けて来て 朝から学校に通う様になって良かった・・・。 長閑な風景が浮かんで来る様でした。2018/05/18

葵@晴読雨読

22
新人の女性教師が山里の分校に着任するところから話が始まります。山場があるわけではないけど、読後感は◎2017/02/05

なっちゃん

16
淡々と進む物語。淡々と進む物語でも、なんだか惹かれる物語もある。 その違いがなんだかわからないけど、これは、惹かれなかった。2018/04/15

千穂

14
終戦後10年、三重県伊賀市の山あいの分校に赴任した若い女先生の話。二十四の瞳のような感じのストーリー。格別な出来事がある訳ではないが、心にすうっと入り込む。子どもたちが幸せに成長してくれることを願う。2017/02/07

雪丸 風人

13
“必ず遅刻してくる孤高の女生徒、真面目さのかけらもない営林署の男、あからさまによそよそしい同僚の女“主人公の新米女教師は、伊賀の山里の小さな分校でさまざまな“問題児”たちに出会います。はじめは彼らに戸惑いを覚えていた主人公ですが、それぞれの抱える深い深い事情を知るにつれ、見方を変えていきます。育児放棄された女の子がやっとのことで漏らした心の内が胸に響きましたね。重い話もありましたが、自信はなくてもやれることをやる、どこまでも教え子を守る、という主人公の心意気には救われました。(対象年齢は14歳以上かな?)2020/02/07

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