そんなはずない

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048737647
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

松村鳩子は、30歳の誕生日を挟んで、ふたつの大災難に見舞われる。婚約者に逃げられ、勤め先が破綻。自分を高く売ることを考え、抜け目なく生きてきたのに。失業保険が切れる頃、変りものの妹・塔子を介し年下の男、午来と知り合う。そして、心ならずも自分の過去の男たちとつぎつぎに合う羽目に。さらに、新しい職場である図書館の同僚たちに探偵がつきまとい、鳩子の男関係を嗅ぎまわっている、らしい。果して依頼人は?目的は―。

著者等紹介

朝倉かすみ[アサクラカスミ]
1960年、北海道生まれ。北海道武蔵女子短期大学卒業後、さまざまな職を経験。2003年、「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞を受賞。04年、「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

32
1人の男を巡って争う性格の違う姉妹の確執物語。大石静脚本でこんなどろどろドラマ、昔あったような記憶が。う~ん、正直話に深みは感じられません。時折、小道具的に登場する北海道の小物系が懐かしかったくらい。2015/06/29

橘 由芽

12
過去に付き合った男性を7番8番・・・と呼ぶ主人公。恋愛経験の乏しい自分は(残念!)、正直一抹のあこがれを持って読み進めました。ただただ自分に正直に生きているに違いない姉妹は、それ故に面倒なことになっていきますがそれが面白かった。「そんなはずない」展開が気になって一気読み。またしても朝倉ワールドにはまってしまいました。この作家さんは癖になるヨ!2016/10/14

がいむ

12
朝倉さんのタイトルが好き。先日読んだ『好かれようとしない』のほうがよかったけど、この姉妹も恋愛に対して不器用なのは同じかな。ちょっと皮肉っぽく、ちょっとこっけいなところがこの作者の味?後頭部しかつかわないのでなくて、胸(心)も腕(身体)もすべてつかって感じたり信じたり、という表現が何回か出てくる。お母さんと娘のさらさらした女の会話が奥深い。顔でわかるんだろうか??まだまだ母として未熟ものかな^^;;;2011/09/01

Cinnamon

6
結局、姉妹の仲いいお話。そんなはずないと思った結婚話の破たんから、姉妹の奇妙な恋愛話へ。淡々と描かれていて、静かに時が流れていくので緩急のない物語に感じるけど、姉妹の探り合いやら、年下の彼氏との仲や昔の彼との一夜も絡んできて、結構ドロドロしてます。姉は妹を許して受け入れたんだろうか。自分だったら、午来と別れたいと思ってしまう。2017/07/28

みなず

4
サラサラと一気読み。「大丈夫かどうかなんてわからない」って、本当にいい。だって、わからないもん。2014/06/22

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