内容説明
300万人もの登録データから理想の恋人を見つけられる会員制クラブ、“Secret Lovers”。その特別イベントとして、高原リゾートのロッジに無料招待された面識のない10人の男女。10代から50代まで各世代に1人ずつ集められた招待客の中に、自分と相思相愛の理想の相手がいるというのだが…それが誰なのかは、誰にも知らされていない。今宵、恋愛の推理を楽しむはずの一夜の甘い“Secret Love Party”が、一転して、史上最悪のデスゲームへと変貌する―。はたして、何人がブジにロッジから脱出できるのか?登場人物の運命は、読者が決める。清涼院流水・デビュー10周年記念作品。史上最悪デスゲーム。
著者等紹介
清涼院流水[セイリョウインリュウスイ]
1974年8月9日生まれ。1996年、『コズミック世紀末探偵神話』(講談社)で第2回メフィスト賞を受賞し衝撃デビュー。その後、出版社の垣根を越え、多数の作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よし
16
小説部分とゲームブックがひとつになった作品。ゲームブックをやったのはこどもの頃以来だったので楽しかった。ゲームブックだと簡単な状況設定と登場人物だけになってしまいがちだけど、小説部分がそれを大きく補っていて物語に入りやすかった。なかなか正解にたどり着けず、すべての選択肢を回ったかもしれない。終わり方が唐突だったのが少し寂しいが、しっかり楽しませてもらった。2024/03/25
晴
7
多分、カーニバル以来久しぶりに読んだ清涼院流水。選択式になってるから続きのページ探すのが大変だし、間違った選択をすると分岐点まで戻らなきゃだから、向き不向きはあると思います。選択肢にしても、ちゃんと推理したら分かるっていうよりは消去法と直感って感じだし。あと、読むっていう感じでもないですね。オチも微妙。まぁ、流水大説にしては、犯人や共犯者的なものが一応分かるだけ良いかなと。2012/09/02
雪紫
6
まさかのゲームブック。でも流水さんだから全然奇妙しくない。いや、結構みなさん殺しちゃいましたよ。・・・最後に色々明かされたけど伏線あったかなぁ? あの後この人達カップルに、なれるのか(吊り橋効果期待出来ないんですが)?
クロノ
2
読書メーター登録以前に読了済み。再読。中身を忘れていたからゲームブック部分は新鮮に楽しめた。登場人物が実写で載っていたりして凝った作りだと思う。2021/12/20
tachibana
2
ちゃんとフラグを立てないと先に進めない部分があり,ゲームブックとして良かったと思う.各人のエピソードが雑すぎて笑った.2017/09/02