内容説明
古き良き任侠を重んじる家に生まれながらも、ある理由から跡を継がず平穏に暮らしていた瑛は、ある日、突然目の前に現れた男―マフィアのファミリーの首領であるレオナルド・ロッセリーニによって連れ去られてしまう。理由も教えられず、レオナルドにプライドを踏みにじられながら束縛されて…。しかしこのロッセリーニ家には、極道を嫌い自分を捨てて家を出て行った母との思わぬ繋がりがあると知り―!?岩本薫が贈る、極上ラブ・ロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フキノトウ
35
すれ違いなど、王道で安心して読めました。面白かった。気持ちが通じあってからのレオが、感情を素直に出すようになって可愛かったです。2014/06/29
そらねこ
28
電子でキャンペーン中だったので岩本先生のシリーズ小説、これと恋シリーズをバーンと14冊買っちゃった(;^_^A しかしこれは…どこかで読んだかもしくはBLCDを聴いたのかしら?途中から読んだか聞いたかした記憶が…。ヤクザではなくマフィア。面白かったけど、今一つ攻めの魅力が…。まぁ、任侠、マフィアとご無体+一途な設定は一杯あるからね。当時だったらもっと前のめりで読めたのかしら?2017/11/28
rabbit
17
シリーズ1作目 シチリアのマフィアとヤクザの息子のお話。 時代とともに衰退していくマフィアの姿が少し切なかったです。シチリア島の描写が目に浮かぶように想像でき、行ってみたくなりました。2017/11/05
那義乱丸
12
予想通りの王道BLだった。王道はツボじゃない私でも岩本さんのは楽しく読めると思ってたんだけどこれは少々合わなかった。ラテンなシチリアンマフィアが好物な私にはこの話は貴族色の方が強くてマフィアの匂いが感じられず。役職にマフィアのボスと印刷されてる名刺みたいな印象。たっぷりのゴージャス描写には文字を追う目が泳いでしまったし。レオも瑛もちゃんと向き合って話せば済むのにそれをしないからすれ違ったり誤解したりで三十路間近の男二人が何やってんだかと少々呆れつつも安心安定の岩本クオリティに引っ張られて読了できました。2013/02/23
ミサワ
10
★★★★★【ロッセリーニシリーズ1作目】再読。読んでると素敵な低音が空耳で聞こえてくるので。我慢できず、途中からCD聞きながら本を読むという贅沢読み(至福~癖になりそう)。オレ様なレオ様が瑛の一言に傷ついたり、実は寂しがりだったり・・執着とかもう全て好みで大好きです。2012/10/23