家老脱藩―与一郎、江戸を行く

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048737111
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

北関東の小藩。家柄家老を務める榎戸与一郎は、藩命を受け江戸へ向かった。家老を継いで五年、藩主側室だった姉・七重が逝き、弟・弥三郎は他家へ養子に入り、隠居した父・弥次郎衛門は病床に伏している。鬱々とした日々の中、与一郎は酒毒に侵されていた。江戸の雑踏で掏摸に遭った与一郎は、図らずも仇討ちの標的としてつけ狙われ、治療も兼ねて町家に潜伏する。が、事なかれ主義の江戸屋敷には、再び藩内抗争の暗雲が垂れこめていた。姉の死に秘められた陰謀、江戸城内の思いがけない味方、そして榎戸家祖が受けたという、「神君お墨付」の真相とは…?8年ぶり、待望の人気シリーズ第3弾書き下ろし。

著者等紹介

羽太雄平[ハタユウヘイ]
1944年、台湾生まれ。カメラマン、広告会社経営を経て、1989年、『完全なる凶器』で小説CLUB新人賞を受賞。以後、作家生活に入る。『本多の狐』で第二回時代小説大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yasu7777

2
★★★☆☆ 渋谷2879-2122021/06/13

松風

0
アルコール依存症に苦しむ剣客主人公という設定に引き込まれる。強さ=酒豪=精神力という思考回路は意味不明な割に蔓延していて、多くの剣豪小説にも反映されているが、これは異色。這いずり回るような惨めな苦闘と、その様を道化として捉えているような飄々とした視点が良い。決着法の意外性もあり。2012/05/28

JKreide

0
色んな人が登場するけど、人物像が定まらず、人間関係も良くつかめませんでした。残念ながら今一つです。2011/10/31

Peter-John

0
シリーズ3冊目。主人公与一郎はアル中になっています。いいなずけは尼になってしまいます。 今回はかなりの闘いの描写があり、生々しい描写が続きます。 最後は美しい妻をめとります。2019/04/15

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