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オレンジの季節

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048737050
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

会社員の立花薫は、憧れの上司・戎怜華にプロポーズした。怜華が突きつけた結婚の条件は「薫が専業主夫になること」だった。泣く泣く会社を辞めた薫を待っていたのは、大家族である戎家のしきたりと膨大な量の家事だった。専業主夫として慣れない家事に忙殺される薫。やがてストレスが爆発しそうになったとき、戎家である事件が起き―。

著者等紹介

鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ローリー

12
最後の直前までは家族小説、と言うか、大家族の戎家に婿入りした薫の、主夫生活を描いたもので、私も共働きで家事もしているので、同調して読む事が出来ました。最初に主夫にならないなら結婚しないと言われて唯々諾々と結婚する薫に不満で、祖母の世話までさせる親たちにも不満で、読むのが億劫でしたが、ギクシャクしていた薫と戎家の家族が徐々に打ち解けていく所は読んでいて良かったです。鯨作品にしては珍しくこのまま終わるのかと思いきや、最後の最後に驚愕が待っていました。しかし、蛇足以外の何者でもないと断言できるサプライズでした。2012/04/11

アイリーン子

9
『あすなろの詩』と同じ超展開に思わず苦笑いしてしまったけど、こちらの殺戮の章は安っぽいSFファンタジー(?)と化していてもう何が何だか。平和の章での専業主夫として妻の実家で四苦八苦する薫の奮闘ぶりが陳腐ながらも結構面白かったんだけどなぁ。まぁいくら十年近く前に刊行された作品だからって怜華やその家族の専業主婦(主夫)に対する余りにも前時代的な考え方には鼻白んだけども、そこを差し引いても薫と怜華一家やご近所との関係がどう変化していくのか興味あっただけになんじゃこりゃな結末。ほんと、どうしてこうなった。2015/10/28

れもん

7
最後の展開について辛口レビューも多いようだけれど、私は鯨作品らしいと納得してしまった。途中までの展開があまりにも"らしくなかった"ので。やっぱりこうじゃなきゃ鯨統一郎さんじゃないわ。途中までの専業主夫物語もなかなか愉しめた。2012/05/03

みんと

7
途中までは決して嫌いではない、、というかどちらかと言えば好感触を抱きつつ読み、登場人物へも「頑張れ」という温かい気持ちになっていたのだが、結末でひっくり返りそうになってしまった。無理やり落ちをつけてチャンチャンってな終わり方はとてもじゃないけど好きにはなれない。薫さんの頑張りがすごく良かったのに。もう少し丁寧に作品を描き上げてもらいたい。2010/07/07

すいけん

6
なんだこれは??専業主婦って結構大変なんだなあ、頑張れーっとほのぼの読んでたら、まさかの急展開。こんな終わり方あるんですかね。2014/05/11

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