しっぽでごめんね

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048736534
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「しっぽのある女の子の話を聞かせて」と彼女はいった。もう戻れないぼくたちのラブストーリー。

著者等紹介

白倉由美[シラクラユミ]
1965年千葉生まれ。まんが家、ラジオ制作を経て、2000年、武蔵野女子大学入学、文芸評論家の松本徹氏に師事する。2004年、同大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チューリップ

2
可愛らしくもあるけど不思議な感じもして幻想的な話だった。西永清春の役割が交差点に移っただけなのではとも思えるしどうにも危うい関係性に見える。繭菓が結局どこに行ってしまったのかも明かされていないし、そういう部分が良いんだろうとは思うのだけど、やっぱり気になってしまう。2013/08/02

まりめ

0
タイトルに惹かれて読みました。現実と幻想が読み進めていくうちにどんどん絡まりあっていくスピードに少し頭がふわふわとなりつつも引きこまれました。赤いものしか食べられない繭子。それって変わらない幼い存在でいる条件みたいなものなのかなって思いました。こどもの頃って気に入ったらそれしか食べないとか、とにかくあるものだけにすごく執着したりする時期が自分にもあった気がします。すごく無邪気でちょっとしたことで意地になって…懐かしさとそれを失っていく悲しみ、失うことで得られる一歩、そういうものを感じられる作品でした。2013/01/28

クロコ

0
タイトルに惹かれて読みました。現実と幻想が読み進めていくうちにどんどん絡まりあっていくスピードに少し頭がふわふわとなりつつも引きこまれていきました。赤いものしか食べれない繭子。それって変わらない幼い存在でいる条件みたいなものなのかなって思いました。こどもの頃って気に入ったらそれしか食べないとか、とにかくあるものだけにすごく執着したりする時期が自分にもあった気がします。すごく無邪気でちょっとしたことで意地になって…懐かしさとそれを失っていく悲しみ、失うことで得られる一歩、そういうものを感じられる作品でした。2013/01/28

mif61005

0
カバー借り。ファンタジーですねー。普段は読まないジャンルですが、結末まで一貫してファンタジーではなく、現実との兼ね合いがちゃんとあって安心した。個人的には麻田さんがお気に入り!2013/01/10

蜜柑

0
繭子はどこに行ってしまったのだろうか2013/01/04

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