内容説明
銃撃事件に遭遇した麻生刑事は、夜毎の悪夢に苦しめられていた。心理療法を受けようと決意した彼は、来生夢衣という不思議な雰囲気をたたえた女性カウンセラーと出会う。やがて麻生は、夢衣に特殊な力があることを知る。彼女は、他人の夢の中に入ることができたのだ―。夢の力を信じた二人の愛の物語。
著者等紹介
高野和明[タカノカズアキ]
1964年東京都生まれ。84年より岡本喜八氏の門下に入り、映画、TV、Vシネマの撮影現場で働く。89年渡米し、ロサンゼルス・シティカレッジで映画演出、撮影、編集を学ぶ。91年に同校中退後、映画・テレビなどの脚本家となる。01年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞
阪上仁志[サカガミヒトシ]
1964年兵庫県生まれ。86年に渡米し、カリフォルニア州立大学で映画製作を学ぶ。88年関西学院大学経済学部卒業、同年三菱商事株式会社に入社。94年に共通の友人を通じて高野和明氏と知り合う。02年に株式会社シネマゲート代表取締役社長に就任し、洋画・邦画への出資等映像ソフト事業を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
119
他人の夢に入り込むことができるREMカウンセラー夢衣。犯人に撃たれ、一般市民も巻き込んだ強盗殺人事件により不眠症に悩む県警の刑事。治療の過程で恋に落ち、2人で協力して事件を解決していく。面白くはあるのだが、少々ご都合主義的。2015/08/22
ゆみねこ
64
久しぶりの高野さん。人の夢に入る特殊能力を持つ心理カウンセラー夢衣と、刑事の恋。中々面白かったです。 2014/11/29
ひめありす@灯れ松明の火
54
表紙が非常に素敵で、まるで夢の中に潜っていくその一瞬のあわいを捉えているよう。写真なのだと知って驚きました。お話はうーん……心理学科卒なので一生懸命調べてすごく専門用語も丁寧に解説してという感じで序盤読みにくかったです。刑事さんと恋仲になるところもちょっと待って…!!と突っ込みたくなりました。後半、プレイセラピーからこっち側はいつもの高野さんという感じで楽しく読めました。どんな経緯で二人で書くことになったのかわからないけれど、映像作家さんの様なので映像で見たらきっとまた印象の違う楽しいものなのでしょうね。2012/03/30
ミーママ
47
図書館の本📚️ 人の夢の中に入ってカウンセリングする。もちろんいろんな思いがあって相談に来るのだから仕方ないのだろが私としては自分の夢の中に入られるのは嫌だな。 今まで読んできたものと違った感じ。個人的には物足りない気がした‼️ 2023-1382023/11/03
s-kozy
40
「13階段」に続いて高野作品を読むのは二作目(本作は高野和明さんと阪上仁志さんが共同でストーリーを作成し、高野和明さんが執筆したものとのこと)。bugさんの紹介で手に取る。ファンタジック恋愛ミステリーと言った趣で「高野氏はこういうものも書けるのか」と感心した。人の夢に入ることのできる女性心理カウンセラーが主人公でその特異能力と心理学の知識がうまくストーリー展開に活かされている。死刑制度を扱った「13階段」もそうだったが、著者は得た知識をストーリーに落とすのがうまいようだ。楽しめた、bugさん、ありがとう。2014/08/16
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