弁頭屋

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048736398
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ねえ、食べたい?それとも食べられたい?捕食と寄生。加虐と背徳。女性恐怖とマゾヒズム。日本ホラー小説大賞「姉飼」の著者が満を持して放つ、異形のカルトホラー。

著者等紹介

遠藤徹[エンドウトオル]
1961年神戸生まれ。京都在住。同志社大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aquamarine

81
ホラーでくくったら勿体ない気がしますが、読む人によってはただのグロでしょうね。「弁頭屋」でその世界観に驚きぐぐっとつかまれました。好き。「赤ヒ月」「カデンツァ」は理解できない世界のはずがサラリと読めて、「壊れた少女を拾ったので」はよくわからないのですが、そのわからない狂気の部分まで含め、惹かれます。一番好みは桃色のダニに世界が汚染される「桃色遊戯」。儚さや寂しさがピンクの靄のように私を包みました。読後それぞれの題名を見てニヤリとします。こんな世界観を好きだと言ってしまって、「たてきなくて」ごめんなさい。 2018/06/21

コットン

66
朋さんのオススメ本で、スプラッタ―要素が強いのに、所々笑えたりする軽さがツボです。白く透きとおるような肌と長い髪を持つ高槻先生が最強!2017/03/26

いしかわ

48
人の頭が弁当箱。電化製品を愛す。人の内臓を食す。そのどれもが未知の世界だった。気持ち悪いはずなのに気持ち悪さを感じさせない。淡々と過ぎていく内容は、思わず吹いてしまうくらいにシュール。そのどれもが上手く想像できなくて、だからこそ気持ち悪さを感じないのだろうか。みんな開き直ってぶっ飛んでて、妙にスカッとする。人にオススメできる小説ではないけれど、私はこの本、物凄く好き。2014/07/15

らすかる

29
うん、そのまんまだった。何がってタイトル、、、。よく考えつくな~、何がきっかけで考えつくのだろう。家電との恋も、、、。夜ご飯食べながら読んでたんだけど激しく後悔💦 グロとファンタジーの融合なのかもしれない。まとわりつくような肌についたら臭いまでとれなそうな、そんな短編集!!2018/12/26

北風

15
文庫版の「壊れた少女~」はタイトルがインパクトあるけど、ハードカバーはこの表紙のOの狙い撃ちがインパクト大。ぶっとんだ世界観に、度肝を抜かれて思考が百八十度転換しちゃう。付喪神との恋愛なんて、美少女アンドロイド?を拾うなんて、むしろラノベ。なのにこのダークなファンタジーは、怖いと猟奇が逆立ちして、常識をぶちこわしてしまう。それがフツーと認識させられてしまう。切り裂いたお腹はどうやって元に戻すのかしら? 子供がお人形さんを玩具にして引き千切るが如く。さあ、一緒に、レッツ、カニバリズム!2019/01/31

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