福音の少年

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048736312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

十六歳の永見明帆は、同級生の藍子とつきあっていても冷えた感情を自覚するだけ。唯一、彼が心に留める存在は藍子と同じアパートに住む彼女の幼なじみ、柏木陽だった。藍子の様子がおかしい?そう気づいたある日、母親とけんかした陽が突然泊めてくれ、と訪ねてくる。その夜半、陽のアパートが火事で全焼、藍子も焼死体で発見される。だが、それは単なる事故ではなかった。真相を探り始めた彼らに近づく、謎の存在。自分の心の奥底にある負の部分に搦め捕られそうになる、二人の少年。十代という若さにこそ存在する心の闇を昇華した、著者渾身の問題作。

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。『バッテリー』(教育画劇)で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で、日本児童文学者協会賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

23
何かしら抱え込んでいるものがある少年と少女。福音とは何だったんだろうか?藍子は何を望んでメモや写真を残していたんだろう?もやもやが残る。続編がありそうな書き方でもあったけど、ないのかな。2020/06/14

calaf

13
人間誰でも、隠し事はある。恋人同士でも親子でもそれは同じ。そして死んでしまったら、それは永遠に失われるものなのか???2013/09/08

はと

12
永見に本気だったはずなのに、全く違う行動をとっていた藍子の行動もよくわからないし、しょうもない電話をかけてくる殺し屋の行動も現実離れしているし、某政治家が某殺し屋を使ってそこまでのことをやっているというのもリアリティがない。どうも、全体的にロマンチックすぎるような気がする。2014/11/07

SAW

7
表紙の絵を見ただけでは、このようなミステリーモノだとは予想できなかった。男の子二人が登場するのは毎度のことだけど(笑)、ほどほどの緊迫感あり作者らしいラストでした。2012/01/21

灰音

6
友達から借りた本 コーポアサヒの火事、これを巡る記者と、生き残った少年とその幼馴染の北畠藍子の彼氏、3人が火事の真相に迫ろうとする話。 終わり方は不完全燃焼ながらも、話は面白く一気に読める 軽めのミステリー2024/03/08

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