内容説明
ガキ大将の克美とみそっかすで泣き虫の明。―幼馴染みのふたりはやがて成長し、いつのまにか危ない関係に踏み込んでいく…。1983年「小説JUNE」に初掲載され、のちにルビー文庫で刊行された衝撃作『幼馴染み』。その本編2作に幻の短編「旋風」「パラレル遊戯」を加え、さらに待望の書き下ろし続編を収録―吉原理恵子、そしてボーイズラブの原点がここに。
著者等紹介
吉原理恵子[ヨシハラリエコ]
10月4日生まれ。福岡県出身在住。「小説JUNE」にてデビュー
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感想・レビュー
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cicoppe
6
幼馴染みの原点といえる作品だときいて興味を持ちました。初出は1989年、まだBLという言葉が無かった頃です。でもストーリーに古さは感じなかった。執着攻めとヤンチャ受けで眈美主流の当時はかなりめずらしかったらしい。幼稚園での出会いから高校生まで。幼いころは子分だった攻めがどんどん成長してある日受けを無理矢理いたしてしまうという私の大好きな展開。その後も態度が変わらない受けのしなやかで強靭なところが好きでした。ただ、独り言風の文章がとても読みにくかった。書き下ろしと文章が全然違うのが面白い。2014/05/21
雨蛙
5
口語体が多い文でしたが、それほど読みにくくなかった。作者もあとがきで 書かれていたが「ヤンチャ受け下剋上モノ」。受け攻めどちらも女々しくないのがいい。2015/11/14
めい
3
BL好きなら読んでおけ、みたいなレビューを見かけ、図書館にあったので借りました。図書館にあったんです、この本…誰かがリクエストしたんだろうけど、読みながら図書館にあった、ということが頭から離れなかったです…。かっちゃんの一人称の語りで始まり、ちょっと読みづらかったけど語りの後は面白かった!スーパー攻め様の明と勝気で可愛いかっちゃんの二人を、何かの年の節目とかこれからの話を読んでみたいな~。ただパラレルの話が正直よくわからなかった…2013/12/07
たろさ
2
BL。ヤンチャ受け下克上の設定が当時はあまり無かったとのあとがき。金ひかる先生の挿絵がキャラのイメージに合わず、明が美人と言われても、うーん。キャラたちに魅力が感じられず、サラッと読了。2023/08/02
うろん
2
再読