ボーダー・ライン

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048734912
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

頑なに人との深い関係を拒む刑事・真行寺佳也は、雑踏の中、ひとり浮き上がって見えた男・由利潤一郎に目を奪われた。やがて、刑事と弁護士として再会したふたり。最悪な出会いから始まったふたりの関係は、予想もつかない展開をむかえ…!?佳也の、由利の運命を変える事件が、恋が、始まろうとしていた―。愛してる―。繰り返される甘い囁きに、頑なな心も身体も、溶かされていく…。「グレイ・ゾーン」の久能千明が贈る、ハードボイルド・ボーイズラブ第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なみ

14
由利の過去…知れてよかった。(由利のポジションを私は勘違いしてた(^◇^;))そして、終わり方も私はとんでもない方向に想像してまして……(あはは2019/05/24

蜜葉

6
カヤが主人公なのに、なんで由利が表紙なのか最後の最後でわかった。こんな別れがくるとは思ってなかった………目の前に愛する人がいるのに、その人の中に自分はいないって切なすぎて泣けた!いつか、始まるはずだった二人の幸せが訪れますように。2015/11/16

ミサワ

6
★★★★★【シリーズ2作目】再読。やっぱり大号泣。「僕の大事な人を、僕から取り上げないで」というセリフが切なすぎて、由利が感情的になれば、なるほど涙も鼻水もとまりませんでした。ラストでさらに涙が崩壊、こんなに余韻のあるラストに出会えて嬉しい。とても大好きな作品です。2012/11/19

ゆみる

5
大好きな一冊。事件モノですが、この本の魅力は帯にもある「こんな愛は知らなかった」の一言に尽きる気がします。由利が加也に注ぐ愛は、傷ついた相手の魂を包み込む深い愛情。見返りを求めない愛の直向きさが、とにかく心に沁みます。自らのルーツである母を否定することで強い自己不信に陥っていた主人公が、ずっとバラバラだった心と体を統合するシーンでは、絡みのシーンにもかかわらず官能よりも何よりも感動が先に胸に迫って、号泣してしまいました。冒頭と呼応するラストシーンも、深い感慨と余韻、そして希望を残す素晴らしいラストでした。2015/03/03

こたっち

4
「グレイゾーン」2作目。由利に心を鷲掴みにされた!なに、この囁き作戦は?!由利を素敵だと思う日が来るなんて思いもよらなかった。。。でもこれはやられますな。グレイゾーンを読んでいるので、ラストを予想しつつドキドキしながら読み進めていましたが、予想を上回る展開でした。由利が真行寺に初めて会った時に言った言葉、それが最後にもう一度出てきます。。。もう切なくて切なくて、でもそこに一筋の光が見えました。素晴らしい終わり方でした。2012/10/02

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