内容説明
武蔵野の原生林に囲まれた霊園にある古びた洋館―。宮城篤史が、無人の廃屋と勘違いしてこの屋敷に入り込み、自殺未遂をしたことがきっかけで、居候することになってから1年半。屋敷の主、マイナーミステリ作家・遠野遼一郎との、奇妙な愛人関係が続いていた…。死にたがりの美青年・篤史と、サドで強引な遼一郎の厄介な日常―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
森本コスオ
1
シリーズ7作目。ミステリーBL小説。東京の地下鉄網を織り成して推理されています。なかなか考えられて、読んでいてなるほどと唸る作品です。 登場人物たちも個性的な人ばかりで楽しく、主人公のミステリー作家・遠野遼一郎には謎があり、そこも味がある気がします。 ただ私が違和感を感じるとこは、自殺癖のある宮城篤史の自殺理由…。一作目から読んでないからかもしれませんが↓2011/05/20
やっりん10
0
再読。ついに篤史が17年前の出来事を(一部とは言え)知り、ますます波乱含みの7作目。今になって掘り起こされようとしている一連の出来事が、どんな風に決着するのかがとても気になります。2013/01/09
扉のこちら側
0
初読。2004年頃。2010/01/28
3-balance
0
図書館2011/02/13