出版社内容情報
パラコートを大量に飲み自殺を図った少女は、自分がかつて治療した少女に瓜二つだった。そしてアメリカか留学から帰国した姪の顔も・・・。彼女達の共通項は17歳という年齢。女医・立花麗火はこの謎を調べ始める・・・。未だかつてない新たなる物語の誕生!!
内容説明
パラコートを大量に飲み自殺を図った少女は、自分がかつて治療をした少女に瓜二つだった。そしてアメリカ留学から帰国した姪の顔も…。彼女たちの共通項は16歳という年齢。女医・立花麗火はこの謎を調べ始める…。未だかつてない新たなる物語の誕生。注目の新鋭が放つ、新感覚のファンタジック・ホラー。
著者等紹介
伊島りすと[イジマリスト]
1948年東京都生まれ。別名義で群像新人賞、『ジュリエット』で日本ホラー大賞をそれぞれ受賞する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
爽
4
医療のことはよくわからないので大丈夫かなと思っていたけど、読んでみるとそれは杞憂に終わった。日常の中にある恐怖。いつもと同じように過ごしていたはずなのに、知らない間に何かに侵食されている。どうしたらいいのかもわからないまま、怯えていなくてはいけない生活はとても耐えられない。それがひとりだったら尚更。だから誰でもいいからその恐怖を共有したいと思うんだろう。2010/08/15
spica
1
医療ミステリ?SF?救急医療現場の描写が細かくリアルで、グロ苦手な人はつらいかも。少し日本史が改編されていて、こう繋がるのかなあ、と推理していたけど、謎に身を任せた方がラストが面白そう。生と死の境界問題にとても興味をひかれた。テセウスの舟のパラドックスを思い出した。2015/06/02
圭都
1
図書室に下巻だけ置いてあって「うおお読みてええ」となっていたところを図書館で借りました。表紙とそのタイトルからは思いも寄らないまさかのグロさ。おう……。けれどまあ、下巻が気になって仕方がない。各地で少しだけ繋がる人たちが、これからどのように下巻へと集まっていくのか。気になります!2013/07/26
miho
1
謎が魅力的でひきこまれる。登場人物も多すぎず少なすぎず性格や立場もしっかりしていたし、医療関係のことなどについてはしっかり説明が加えられていて読みやすかった。わたしも16歳なので怖さと興味で夢中になってページをめくった。2011/03/04
K´
0
ファンタジーとホラーの配分が難しいということを、この作品からお教えいただきました。話の詳細まで覚えていなくても、雰囲気は色濃く残っています。2017/07/31
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- 和書
- ノーチ 夜