内容説明
与謝野晶子が紫式部になりきって、現代に通じる感覚から作り上げた、いわば超訳・与謝野源氏。
目次
桐壺
帚木
空蝉
夕顔
若紫
末摘花
紅葉賀
花の宴
葵
榊〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みく
11
与謝野晶子さん訳の源氏物語。ただで読める様になった時代に感謝!女性的で雅やかながら、読後感がさっぱり。2015/04/07
かずえ
0
なんというか、読み進むにつれて「光源氏、とんだクズだな」と思っていたけど、最後まで読んだら出てくる男君たちが大概ゲスいので呆然とした。匂宮なんて子供の頃はホントに可愛らしかったのに、成長したらこんなになっちゃって・・・とか。しかし例えば明石中宮みたいに小さかった姫君が入内して若君を産んで孫まで出来て、とかいうのは読んでいて面白くはあった。あと牛車って、一人か二人乗りだと勝手に思ってたら結構何人も乗れるのが意外だった。2016/05/22
かずえ
0
意外なことに与謝野晶子の訳はとても読みやすかった。源氏物語の世界観に合っているような気がする。引き続き読みたい。2015/12/02
カンジ
0
今も昔も嫉妬心とか、子を思う親の気持ちとか、変わらないんだなあ。2015/10/10
ぼたん
0
読みやすく面白かったです。源氏の屋敷に住んでた女の人が読み進める毎に好きになっていきました。この時代の人達って笑うより泣くことの方が多かったのんですかね。光源氏もよく泣いていた。男泣きが恥ずかしい時代じゃなかったんでしょうね。仕方がない事なんだろうけど、「宮」が誰を指すのかたまに分からなくなることがありました(笑)2013/03/01