出版社内容情報
インターネットの世界的な経路トラブルと、相次ぐネット依存者の変死事件。二つの事件を、世界的ハッカーとFBIが、日米双方から追いかける! 壮大なスケールで描いたサイバーミステリー!!
内容説明
「本日、インターネットの経路障害の“公開実験”を演出したのは、我々である。これは全面的な宣戦布告である。史上初のサイバーウォーズは、新たな世界のはじまりを告げる鬨の声となろう」ハッカーの実像を克明に描いたクライシスノベル。
著者等紹介
川端裕人[カワバタヒロト]
1964年兵庫県生まれ、千葉県育ち。東大教養学部(科学史、科学哲学)卒。日本テレビ入社、科学技術庁、気象庁担当記者を経て、97年退社。98年『夏のロケット』で第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりお
39
現実とインターネット、異なる世界ではなく表裏一体。どちらも危うくなれば、共倒れする。2017/09/10
かすみ
5
インターネットの大規模障害が恐ろしいと感じます。2001年の本ですが、現在読んでも古さはありません。2022/08/03
寝子
2
ゲーム世界が、指輪物語とゲド戦記をベースにしているというだけで嬉しくなります。専門的な部分は理解できなくてもムードでたのしみました。「フロドはただ、その小ささゆえに、偉大だったのだ。」自分の存在を肯定するためのキーワードとも考えられますね。2010/01/16
けいぱ~
1
他の方も書いていられますが2001年に書かれたお話とは思えません。 今でも色褪せない、何度も読み返せる自分の中ではbestな小説です。2015/02/16
ぴりぽ
1
浪人時代これ読んだ後、なぜかセンター数学の点数がめっちゃ上がった