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古川

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048733106
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大阪の下町を流れる川・古川。長屋の人々の生活と密接に結びついている古川だが、そこではかつて、何人もの人々が命を落としていた。ある台風の夜、幼い少女の幽霊が古川から現れて――。「癒し系」ホラーの名作。

内容説明

1960年代初頭、下町を流れる「古川」のほとりで繰り広げられる、恐ろしくも哀切な妖かしの物語。第8回日本ホラー小説大賞短編賞。

著者等紹介

吉永達彦[ヨシナガタツヒコ]
1958年大阪府生まれ。高校卒業後、デザイン事務所などに勤務。2001年、第八回日本ホラー小説大賞短編賞を「古川」で受賞。本書でデビュー作である。現在、広島県在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ずっと俺のターン

13
知り合いの人が書いた本。文章が綺麗だった。ワープロを打つのが好きで文章を書いてみたら賞をとるなんて、才能の塊なのかな。2017/02/06

horihori【レビューがたまって追っつかない】

8
川と沼を舞台にした、2編のホラー「古川」「冥い沼」。朱川湊人に近いイメージで期待したが、期待外れ。伏線や心象の描写も緩い。でも「冥い沼」はよかった。巨大なエビガニに川底へ引きづりこまれそうになったりと、オカルト感はたっぷりだけど、最後に父子の愛がやんわりと滲み出ていて切なかった。 2008/03/30

ao-king

1
この内容だったら、わざわざグロい化け物調のモノを出さないで、作品全体を流れる雰囲気で静かな怖さを押し出していった方が良かったのではないかと思った。2013/07/05

アイリス

1
ホラー小説大賞短編賞受賞作の表題作より、冥い沼の方が個人的には好き。これはどっちもだけど、はじめはいいのに、話が盛り上がってくると都合が良すぎるような展開になってる気がしてしまった。もうちょっと尺を長く取って丁寧に書いてもよかったかなと思う。死してなお思いは通ずるという幻想譚という感じかな。ホラーとしてみたら中途半端。2009/09/08

non

1
「古川」、「冥い沼」収録。2話とも、生者と死者が交わるのは「水」のある場所。死者が、生者がお互いを強く求め、死の世界から呼びさましてしまう。死んでからも想いを伝えたい。お互い伝え合えたら、幸せだろう。2002/06/26

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