出版社内容情報
雅やかな平安京。しかしそれは昼間の顔にすぎない。夜ともなれば、怨霊が渦巻く、鬼神の都へと化す。百鬼夜行に対峙するのは式神を操る陰陽師、安倍晴明。鬼神、陰陽師をめぐって繰り広げられる長編小説。
内容説明
陰陽師。神秘的でいて古めかしく、しかも頼もしいひびき―。これからお話しするのは、今をさかのぼる千年前、平安の世で活躍した陰陽師・安倍晴明の秘められた物語である。それでは、長いながい占術の歴史をひもといていくことにしよう…。陰陽道、そして占星術にたいする膨大な知識を駆使して綴られた、安倍晴明の一大物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおる
6
安倍晴明起源、祖先や陰陽の成り立ちをわかりやすくストーリー仕立てにしている。清明がものすごく人間臭く、センセーショナルだった。嫁の尻に敷かれたり、道満を嵌めたり。。。2012/11/05
ちあきほ
0
晴明につながるまで、それから陰陽師晴明の話。きゅうくつな事と愛する事とは両立するのです。麗しい青年だったり術無双な晴明は出てきません。ヒゲがあるけど赤毛じゃないなら付け髭なのか…?という疑問。2014/08/14
^q^
0
テンポ良くてワクワクした!おもしろかった…2011/07/15
PIPI
0
久々に荒俣宏を読んだ。最近のラノベ陰陽師より、信憑性がある。もともと吉備真備が、というのは、NHKの「大仏開眼」でもやっていたので、自分の中で何となくつながっている。これを読んでから、安倍晴明の奥さんが亀にしか、見えなくなってしまった。2010/07/24
ワッピー
0
荒俣清明はひと味違って、人間くさいですね。2010/07/26