内容説明
老女・妙蓮院笑子が、大導寺家の子孫・静音に出会ったときはるかな過去の物語が光を取り戻した。昭和初期。幾つもの恋、そして死に彩られた奇怪な事件に巻き込まれる大導寺一族。日本から上海へと、舞台は海を越えて―雄大な歴史のうねりとともに語られる絢爛たるミステリー・ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えだまめ
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乙音と清顕と笑子の話。忍と同系統の儚さを感じる話でした。笑子視点で見ると乙音の訳の分からなさが際立ちますが、直顕の推理?想像?で補完すると生まれた時代の不遇を感じました。若さとは、時代が違えばここまで本人や周りを翻弄してしまうものなのかと切なくなりました。2015/09/18
アルクシ・ガイ
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ここまでの「六道ヶ辻」では、一番よく纏まっていた。2012/12/07
ぷるぷる
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今シリーズの中では一番面白かった。殺人の動機がもう少し濃いものであったなら納得度が高かったろう。 2004/02/27
ゆりっぺ
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1999年6月2日
からえ
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読み終わった後すごく切なくなりました